『Night-徹夜という合理性を超えた集中の意義』

『Night-徹夜という合理性を超えた集中の意義』

こんにちは。のむらです。
ビジネスクリエーターズでは色々のプロジェクトがありますが、
その中に、ビジネスクリエーターズNightなるものがあります。
このプロジェクトのコンセプトは、非常にシンプルでして、
「徹夜でビジネスをつくる」
です。
元々、このイベントの着想になっているのは、
ハッカソンです。
ハッカソンの時間は、ひと晩というものや、24時間、はたまた、2-3日等、色々ありますが、
私も実際に参加してみたことがあります。
とはいえ、私はプログラマーではないので、
プログラマーさんたちが実装している時間は、
なんとも言えない場違い感がありまして、、、やるせない思いをしたものです。
ただ、私もビジネスクリエーターの端くれとして、
出来上がったアプリを見た時に、
「いや、確かに動くんだけど、それは面白く無い」
というケースもチラホラでした。
ビジネスの上流というのは、最新のスタートアップの現場だと思いますが、
現在のところ、投資家+ハッカーという組み合わせで、
大きなビジネスが生まれている現状があります。
そういう現状から延長線を引いてみると、近年の日本でも
いわゆる一般事務職的な職種の転職市場では、年収が上がりにくく、
ITエンジニアの年収を上げる転職は比較的多い、という傾向も
理解できるように思います。
ただ、そうなると、
エンジニア意外の市場価値はどこにあるのか?
という話になって来ますが、
先のハッカソンの話で言えば、
「とはいえ、面白くないものは面白くない」
「どうしたらもっと面白くなるか?」
を考えるところに、ひとつの役割があるように思いました。
で、
「非プログラマーのハッカソン的イベントとは?」
という問いから生まれたのが、
Nightというプロジェクトです。
「徹夜でビジネスをつくる」
というと、
よくある質問は
「なぜ徹夜なんでしょうか?」
です。
この質問には、だいたい2つの回答をしています。
1.ビジネス系イベントでバッティングするものが少ない
→金曜の夜中なので、他のビジネス系イベントと重なることが少ない
2.徹夜がもたらす高揚感がある
→徹夜には独特の高揚感が生まれることがあります。非ビジネス系イベントでも、妙な一体感が生まれたりします。
これは、間違いではないですし、
もちろん、そういう理由はあるんですが、
比較的分かりやすいので、こういう回答をしています。
ただ、もっと本質的な回答がありまして、、、
それは、
「そもそも、徹夜であることには意味が無い」
というものです。
これを限られた時間で説明するのは難しいので、
あまり言うことはありません。
新しいものが生まれるところに、
秩序だったプログラムや体系化された理論があるか?
というと、私はそれは常に過去を説明することしかできないと考えています。
幕末の著名人を人材として高く評価する方が多いですが、
その方々の実績をマインド、知識、スキルといった要素に分解して説明したところで、
やっぱり、同じような人はつくれない、というのが私の意見です。
それよりも大事なことは、環境ではないか?と考えていまして、
例えば幕末であれば、ええじゃないか騒動があったわけでして、
これは端的に言うと「あらゆる既存の秩序を否定する」ということでしょう。
そうすると混沌とした環境がつくられます。
この、混沌とした環境こそが新しいものが生まれる土壌であると考えています。
従って、これをある程度人為的につくっているのが
「徹夜」
という条件だったりします。
ですから、本当は「徹夜であることに合理的な理由はない」
ということこそが、新しいものを生み出す土壌としては、
最も大事なことだと考えているのですが、
こういうことを立ち話みたいな中で説明するのは困難なので、
便宜的に上記のような分かりやすい理由を挙げることが多いのです。
合理性というのは、既存の秩序、過去の情報の組み合わせによって、
他人を説得可能にしているものです。
しかし、その枠の中で生み出すものは、やはり、
既存の枠を超えるようなものにはならないのではないか?
ということで、この合理性を超えた要素があるわけです。
混沌としたところでしかし、未来に向けて集中する、
あれこれ考える、手を動かす、
こうやって新しいものを生み出す場をつくれたら、と考えています。
このような考え方から、何かアイディアがあるという方は、
是非ともお声かけください。
一緒に新しいことをやりましょう。
まだの方は、ビジネスクリエーターズへの会員登録をどうぞ。
会員登録は無料です。
明日は樋口くんです。

Nomura