こんにちは。のむらです。
大胆なタイトルに見えた方もいるかも知れませんし、
「何をいまさら」と、当たり前に感じた方もいるかも知れません。
ここでは特に、
このタイトルを見てもピンと来ないで、
そこそこ以上の大学に行って
新卒採用で大きな会社に入って
定年までクビにならないようにしながら
結婚をして子供をつくってマイホームのローンを払って、
定年後にはのんびり暮らしたい
という、絶望的な人生を目指し、
Facebookで結婚式の写真や子供の写真にいいね!をもらうのだけを
生き甲斐にしているような人に、
少なくとも理屈の上では納得してもらえるような話をしてみたいと思います。
まず、前提となる知識についてです。
経済成長には3つの要因があります。
1.人口増加
2.資本投下
3.技術革新
知らなかった人はこの機会に覚えておいてください。
余談ですが、
いつでもどこでも学ぶというのは、
せっかくあなたを生んで育ててくれた親は、
「少しでも良い人生を歩んで欲しい」
と願っていることでしょう。
学ぶということは、自分のおかれたあらゆる状況に対して、
より有効な仮説を立てる手助けとなります。
ということは、
学ばないというのは、
あなたの人生を粗末にすることです。
中には、「どうしようもない親だった」という人もいるかも知れませんが、
少なくとも、それがあなた自身の人生を粗末にすべき理由にはなりません。
学び続けるということは、
人生を大事に生きるということです。
さて、話は戻りますが、
昭和の日本の経済成長というのは、
人口増加という要因が強くはたらきました。
1950年代には事業主が過半数だった世の中が、
「サラリーマンが8割以上」
という異常な世の中になっても、成長したのは、
単純に、人口増加の影響が大きかったためです。
(むしろ、均質的、紋切り型、金太郎飴のような人生を量産することで、
人口増加の勢いをより効率的に受けたとも言えるでしょう)
サラリーマンがローンを組んで家を買う。
不思議な事に、本来価値の倍くらいの価格で買います。
そんな人が量産されたために、
数字上は30年スパンでの経済成長があったりもしました。
しかし、人口ピラミッドを見て頂くと一目瞭然ですが、
向こう20年くらいはどう考えても人口が減ります。
いま、少子化対策と騒いでいたりもしますが、
少なくとも、人口ピラミッドがピラミッド型になるには、
20年はかかるわけでして、
奇跡的に年々出生率が増えるというのがそれこそ30年とか続いたとしても、
向こう20年は大量の若者をどこかの国から連れてくるとかしない限りは、
どうにもなりません。
ちなみに、社会保障の各制度は人口増の社会を前提にしていたりするので、
これも論理的には詰んでます。
小学生でも分かることですが、なぜか日本のオトナはそういうことが分からずに、
まだまだ昭和の日本人のライフスタイルに憧れて、
今日もFacebookで子供をダシにしていいね!を稼いでいるわけです。
さて、
少子化対策で騒いでいる人には申し訳ないのですが、
私はちゃんと小学校を卒業できたくらいには算数の勉強も
国語の勉強もしてきているので、
そもそも、
「人口増の社会を復活させよう」
なんていう負けると分かってる博打に出ようとは思いません。
幸いなことに、
人口増以外にも、経済成長の要因はあるのです。
残りの選択肢は、
・資本投下
・技術革新
なわけです。
資本投下については、役割として、
政府であったり自治体、日銀であったりの部分が大きいので、
ビジネスサイドの我々が出来ることは限られています。
しいて言うなら、マイナス金利だと騒いで、
昭和のバブル経済の時のように、
ローンで土地を買うとかやらないようにするくらいでしょうか。
(人口減という前提だと、土地の需給バランスは明らかに供給過多に向かうはずです)
ということで、
・技術革新
に貢献することが、
我々ができる重要なことでしょう。
どうしたら技術革新が起こるか?
端的に言えば、それこそが、
「ビジネスクリエーターが増えること」
によって起こせます。
ビジネスクリエーターとは、
・新たな市場をつくる
・新たな事業・企業をつくる
・新たな仕事をつくる
という人たちのことです。
「そうやってつくられた仕事に従事する」
という労働者であり被雇用者が生まれるのも、
ビジネスクリエーターがいるからです。
もちろん、労働者や被雇用者も必要ですから、
これらの人を無くす必要は無いのですが、
ただ、多くの人がここを目指している絶望的な世の中になっているのが、
近年の日本の姿です。
ですから、
・新たな市場をつくる
・新たな事業・企業をつくる
・新たな仕事をつくる
という、ビジネスクリエーター層をもっと厚くする。
そうすることで、
世の中が豊かで発展的な方向に進みます。
その過程で、技術革新も起こるわけです。
新しいことをやるところにしか革新はありませんから。
ということで、
笑顔で日本を沈めようとしている完全社畜系の方を撲滅し、
ビジネスクリエーターを増やしていくことが、
日本を元気にする、最も合理的な選択肢でしょう。
ちなみに、
日本が沈んでいませんという妄想を抱いている方は、
00年以降の日本人の消費動向を見てください。
見事に右肩下がりです。
戦後からの経済成長率を見てください。
明らかに終わってます。
そういうわけで、
待ったなしでタイトル通りの世の中がいま来ています。
ビジネスクリエーターを増やすべく、私たちも様々な機会をつくりますが、
何かのご縁でここを見ているひとりひとりの方が、
このようなことを理解し、行動に反映していくことで、
日本の沈没は免れることになります。
一緒に、良い意味で切磋琢磨して、
ともに進歩していきましょう。
願わくば、
10年後、20年後に、
「だから言ったじゃないか」
と、私が言わなくて良いように、
「昔、ビジネスクリエーターズののむらという奴がトンデモなことを言ってたけど、
今の世の中は全然豊かで楽しいよ」
と笑えるように。
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