”猫バンバン”に見るSNS施策の意味

”猫バンバン”に見るSNS施策の意味

こんにちは、Fintech大好きNocchiです。
◼︎猫バンバンって何?
さながら釣りタイトルですが、ちゃんとした企業PRの一環です。
Twitterでバズっていて知りました。
”猫バンバン”プロジェクトの仕掛け人は、なんと日産自動車。
日産がどうして猫?しかもバンバンって何?と思いますよね。
寒い時期が続くと、風をしのげる、乗車後のエンジンの熱で暖を取るなどの目的で
猫がボンネットやエンジンルームの隙間に入っていることがあるそうです。
これに気がつかず、ドライバーが車を発進させてしまったら…
猫もドライバーも悲しいことになってしまう、そんな事故が起こっているそうです。
これを防ぐために、乗車前にボンネットをバンバン!と叩いて
猫に「これからエンジンかけるよー!でておいでー!」とお知らせする試みだとのこと。
なんともほっこり。
お金も難しいスキルもいらず、みんながハッピーになる素敵な施策です。
当初は、日産自動車のマーケティング担当が、Twitterで
『エンジンルームやボンネットなど鳴き声や気配がないか#猫バンバンをして確認をしましょう』
という投稿をしたもの。
この投稿は2ヶ月でなんと1万回のリツイートをされ、
反響に驚いた日産自動車は急遽、猫バンバンのマグネットステッカーを作成したそうです。
これまた、かわいい〜〜〜!
◼︎SNS施策と売り上げ
予想以上にLINEやFacebookが日本でも広まり、
急遽各企業ではFacebookページの新設やLINEスタンプの配布を始めました。
TVCMもそうですが、営利企業の行う施策の
全ての最終目的は顧客獲得、商品やサービスの販売・浸透かと思います。
Facebookいいね!を集めたり、LINEスタンプをみんなに使ってもらっても、
自社製品を購入してもらえなければ、実際に企業収益に直結するわけではない…
けれど、今更なんの手を打たないのも時代遅れだとみなされるし、
将来的にはここから何か手が打てるかも…(実際にLINE payなどが始まりましたし)
というマーケティング担当者も少なくないのではないかと思います。
fintech好きにかこつけてこんな記事をご紹介。
三井住友銀行は三菱東京UFJ銀行の3倍。
米国やフィンテックベンチャーから学ぶ金融機関のSNS活用。

一方で、今回の日産の施策。
Twitterで一言つぶやいたものが拡散され、多くの人にリーチし、
おそらくは日産のコーポレートイメージはものすごく上昇したことと思います。
結果論とはいえ、TVCMを一本打つ値段を考えると、すさまじくコスパの良いPRだったことでしょう。
新聞系メディア各社もこの動きを記事にしています。
実際、PRというのは今すぐの購買につながらなくても
長期的にアクセスを取り続けることで
見込み客を維持することも目的の一つなので、
自社名やサービス名が多くの人の目に留まるようにし、
そしてイメージを上げていくこともとても大事かと思います。
日産自動車、猫バンバンプロジェクトのおかげで
今年からフェアレディZの売り上げが伸びるか?というとまた違うとは思いますが、
例えば、小さなお子様がいらっしゃる家庭では、
「猫バンバンステッカーほしい〜〜」という、スマホを見たお子様の一言で
じゃあ新車買い替えでの下見は、まず日産のディーラーに行こうか、などという影響が、
少なからずあったりするのでは、なんて。
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