こんにちは。のむらです。
今日は普通の人にはどうでも良い話ですので、
普通の人はこの先を読まないでください。
さて、この記事のアイキャッチ画像が紫一色なのですが、
Yoを知ってる人にしか分からないネタなので、
知らない人は気にしないでください。
(Yoのニュースを知らなかったという場合、IT起業家やテクノロジー系の投資に関わる方であれば反省すべきかも知れませんが。。。汗)
本題のどうでも良い話です。
ゴールデンボンバーが特典なしのCDを売ってみた話というのが話題になりました。
これは、実験として面白かったですが、他の出来事とも共通した傾向が見えています。
少し前に、とあるトークイベントに参加者=観客として行きました。
ゲストの方に参加者からの質問をして、話をしてもらう、
という流れだったのですが、
この「参加者からの質問」というのが、まぁ、長くて、
何を聞きたいのかよく分からないものもありました。
ビジネスクリエーターズLiveなんかを企画する側の立場で見ると、
イベント全体の尺というものがあるわけで、
例えば、120分の尺に対して、
ゲストに何%くらいの時間をつかって頂けるか?
というのはけっこう気になるわけです。
極論かも知れませんが、
ゲストが、どうもこんにちは。●●です。と、挨拶をして、
「じゃ、あとは皆さんで好きなこと話しててください。」
と120分を過ごしたとしたら、
「何のための場なんだろう?」
という謎なイベントになってしまうことでしょう。
ですから、基本として、
イベント全体におけるゲストの稼働率というのは、
ひとつの重要な指標だとは思います。
イベント運営をする際に、それは押さえておきたいところでしょう。
「ゲストに喋らせる」
というのは、
「何かの点でゲストの優れた面があるので、それを引き出す」
つまりは、
「ゲストの持つマインド・知識・スキルの良いところ」
を説明してもらって、理解し、自分のものにするために参加者は聞いているわけだし、
それに対して参加費や労力を投じていると言えます。
一方で、参加者の面白くもない身の上話でイベントの尺を潰していくとなると、
そのような目的から考えると、
全参加者に対する価値の毀損が起こってしまいます。
そういうわけで、参加者として座ってた私は、
あー、この話で時間潰すのもったいななぁ、、、
と感じながら過ごしていました。
これは、ひとつ、筋の通った考え方だとは思うのですが、
後で落ち着いて考えたら、別の視点もあるかな?と思いました。
イベントの尺におけるゲストのパフォーマンス密度を最大化して、
参加者はそれを邪魔しないようにする、というのは、
例えば、
「美空ひばりの歌は凄いから、お前ら黙って聞け!」
ということでしょう。
そりゃそうだ、と当たり前と思うかも知れませんが、
AKB劇場で踊っている方々を見るに、
どうも、それだけでは世の中で起こっていることは説明がつかないな、と。
その場に行って、ゲストのパフォーマンスを見たり聞いたりするのではなく、
その場をつくることに参加する。
そして、場をつくることに参加するのにお金や労力を投じる。
これもまた、人々を動かしているという現実があります。
とすると、先ほどのトークイベントの話で
私がもったいない、と思ったのは、少し前時代的な発想であって、
「凄いゲストの方や他の参加者に、自分の面白くもない身の上話を聞いてもらう時間を獲得した」
というところにこそ、価値を感じているのかも知れません。
そういう方は、
話聞くだけならそもそも来ないのかも知れません。
ビジネスクリエーターズLiveでは、
スクール形式で机と椅子を並べて、ゲストの方が前にいて、
プロジェクターで投影されたプレゼンテーションのスライドを見せながらお話する、
というのが多いです。
が、それは別に決まりでも何でも無いので、
丸く椅子を並べて、真ん中にゲストがいて喋るとか、
質問する時は一旦、質問者が真ん中に来るとか、
そういうスタイルもあり得ると思います。
学習効率みたいなことを考えた時に、
良質なインプットの蓄積は確かにとても重要です。
ぶっちゃけ、アウトプット重視、と言われても、
そもそもインプットがショボ過ぎて、その場での満足感ばかりが
目立ってしまうワークなんかも色々見てきているので、
安易にインプットの質や量を軽視するのは、
参加している人の成長からすると、個人的には弊害が多いと思っています。
とはいえ、何もきっかけが無いというと、
人の変化はゼロになってしまうわけですから、
成長し難い方をまずは動かす、という一段においては、
このような選択肢もあるように思います。
音楽が売れるよりも、握手券が売れる、という世の中の変化の背景には、
参加することに意義がある、という、
よりダイレクトな、よりスピーディな消費傾向があるように思いまして、
世の中の変化の大まかな方向性はこっちでしょう。
ですので、そのあたりをもう一度ちゃんと捉え直して、
自分のやっていることを振り返りたいです。
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明日は八須くんです。