こんにちは、スタッフの平です。
前回、前々回とはCanvasというビジネスモデルのフレームワークについて少し解説、
そして、ビジネスクリエーターズのCanvasを実際に描いてみました
ビジネスモデルもブレーン・ストーミングする時代?
ビジネスクリエーターズのビジネスモデルを描いてみた
さて前回作ったCanvasですが、実はとある考えが抜けていたります。
何かお分かりでしょうか?
はい、正解は外部環境に関する考察がまだ出来ていないんです。
例えば3C(Customer(顧客)、Competitor(競合)、Company(自社))の競合の部分がなかったりします。
「なんだよ~、それじゃあこのCanvasって欠陥品じゃん」
って思われた方はいるかもしれませんが、思い出してください。
前回、私は以下のように言いました。
>このCanvasをたたき台にビジネスモデルを
>皆でブラッシュアップしていくからです。
つまり、まずCanvas(ビジネスモデル)を描く。
そこから外部環境を意識しながらCanvasを修正していくのが今回のお話だったりします。
ここで
「外部環境って何のこと?」
と思われる方がいると思われます。
Canvasでは外部環境は大きく4つに分類されます。
【市場における圧力】【産業における圧力】【重要なトレンド】【マクロ経済の圧力】です。
これを1つずつ簡単にですが説明していきます。
PDFにしたものを↓に置いてきます。
ビジネスクリエーターズのCanvasその1(外部環境を意識した版)
【市場における圧力】
・市場セグメント
最も重要な顧客セグメントは?
今後最も大きな成長するセグメント、また減少していくセグメントはどこか?
”ビジネススキルを向上させたいと思っている社会人や学生”
と定義していますが、これからますます高齢化社会になっていく事を考えると、
”定年退職して新しいことにチャレンジするためにビジネススキルを向上させたいと思っている方”
が今後大きく成長するのではないかというのも考えられます。
・スイッチングコスト
顧客が競合他社に乗り換えるのに関すること考える
コンテンツの質や価格だけでなく、
会員同士の繋がりを強化することで
競合他社への流出を防ぐこと。
では会員同士の繋がりを強化するにはどのようなにすればよいのかと
ブレイクダウンしていくことになります。
【産業における圧力】
・競合
競合は誰か、また競合に優っている点、劣っている点を考える。
外部講師によるビジネスクリエーターズ独自のセミナーによる差別化
(例えば、普段は講演だけなのにワークショップを開いてもらったり)
・新規参入
一から会員数を増やしていくことは非常に労力がいる。
しかしWeb上で優れたコンテンツ提供をしたりと、
Webから会員数を増加させた後に、
リアルに移行された場合の事を想定しておかねばならない。
・代替品
ビジネススキルや自己啓発方法なら、Web上や書籍で学ぶことができる
さらにQ&AサイトやSNSで学べる。
この代替品との差別化も意識しなくてはいけない
【重要なトレンド】
・技術のトレンド
現在のビジネスモデルの脅威、進化、改善させるような技術が特定する。
現時点でも、WebカメラやSkype、SNSを活用することで、
リアルではなく、ネット上でセミナーを開くことが出来ます。
またgoogle drive等を活用すれば、ちょっとしたワークショップを開くことも出来ます。
さらにICTが普及すればネットでしか提供できない価値が生まれてきたりするでしょう。
そのようなサービスに対抗するためには何をすればよいか?
逆にネット上では出来ない価値を模索し提供する必要があります。
・社会経済のトレンド
人口動態や貧富の格差、都市化といった点から今後どのような未来が来るのか予想する。
市場セグメントでも記述しましたが、高齢化社会が来るのなら
それを見越したコンテンツを予め作るといったことが考えられる。
またアベノミクス効果で経済が活性化するなら
国内で新たなに起業しようという動きの活性化が期待できるのでは
といったことを考察する
【マクロ経済の圧力】
・資本市場
近年、EdTech(ITと教育を組み合わせた)事業への投資が非常に活性化していることもあり、
本分野に参入すれば新たに資金を得ることを可能
このように外部環境を意識し、それぞれの項目を修正していくことで
優れたビジネスモデルが作り上げられていきます。
さて今回は外部環境をどのように意識すればよいのかを解説させていただきました。
ただ本解説はごく一部ですので、詳しくは
ビジネスモデル・ジェネレーションの4章Strategy(戦略)に載っていますので
興味のある方はぜひビジネスモデル・ジェネレーション ビジネスモデル設計書を購入してご確認ください。
ttp://www.amazon.co.jp/dp/4798122971
ちなみに個人的にはこっちの
図解ビジネスモデル・ジェネレーション ワークブックがお勧めです。
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明日は平田君です。
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ビジネスクリエーターズのビジネスモデルを評価してみた | ビジネスクリエーターズPosted on12:06 am - 3月 18, 2014
[…] 第1回ビジネスモデルもブレーン・ストーミングする時代? 第2回ビジネスクリエーターズのビジネスモデルを描いてみた 第3回ビジネスモデルの外部環境を考えてみた […]