こんにちは。八須です。
先日、国立西洋美術館と国立新美術館で開催されている
ルーブル美術館展の、両方に行ってきました。
展示もなかなか面白かったのですが、今日はちょっと違うお話です。
国立西洋美術館でのコンセプトは「17世紀ヨーロッパ絵画」、
国立新美術館では「美の宮殿の子どもたち」というものでした。
2つの美術館で同時に、まったく違うコンセプトの企画展を
やれてしまうというのは、その所蔵の巨大さと、
「ルーブル美術館」というネームバリューから来るものですが
これを企業に置き換えてみるとどうでしょうか?
たとえば世界一のコンツェルン、財閥のようなものと言えるかもしれません。
「なんでもできます」というラインナップの豊富さと
抜群のネームバリュー。これに正攻法で勝つのは到底不可能です。
今からルーブル以上の所蔵と知名度を持つ美術館を作るなんて無理ですよね。
しかしながら、世界各国(もちろん日本にも)たくさんの美術館が
存在しています。ここからまず、次のことがわかります。
「劣っていても、必要とされないわけではない」
これは個人的に、とても重要なことだと思うんですよね。
よく考える人ほど、二番煎じをすることに消極的になります。
「もうあるんだから自分が売っても売れない」という見込みからです。
でもそうとも限らないんですね。二番煎じでも、売る場所や売る相手、
タイミングや見せ方によって売れる場合があるということです。
そして各地にある微妙?美術館をさらによく見ると、もうひとつ面白いことが
見えてくるのですが、それはまた次回。
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明日は大久保さんです。
1 comment so far
野村かずおPosted on11:38 am - 5月 7, 2009
何でもできます、、、ということから、
例えば、コングロマリットというと、
世界的にはLVMHなんかが想起されます。
ヴィトンあり、ディオールあり、セリーヌあり、フェンディあり、、、と
LVを切り出した視点から、最近話題のしまむらを見ると面白いと思いますし、
更に、商店街にある「なぜか潰れない洋服屋さん」
を見ると、これまた面白いと思います。
今度は、ヘネシー、ドンペリ、モエ・エ・シャンドンなどなど、、
MHという別の面を見るとしたら、
ホッピービバレッジとの比較に始まり、
「地ビール」なんかとの比較も面白いかもしれません。