こんにちは、スタッフの大久保です。
今回も映画レビュー(ネタバレなし)を書きます。
今日は『スティーブ・ジョブズ』です。
【あらすじ】
誰からも天才と認められるも、周囲との衝突が絶えないスティーブ・ジョブズ(アシュトン・カッチャー)。既存の組織に所属するのに向いていないと悟った彼は、自分のような友人らと自宅ガレージをオフィスにしてアップルコンピュータ社を設立する。革新的な商品を次々と放ってはヒットさせ、たった4年で株式の上場に成功、IT界の寵児(ちょうじ)となるジョブズ。しかし、意見の相違がある社員は問答無用で解雇、創立時メンバーを冷遇するなど、独善的な言動を繰り返すように。その果てに、彼は自身の会社から追放されてしまう。(シネマトゥデイより引用)
【オススメ度】
50点(100点満点) ※あくまでも個人的な感想です。
【レビュー】
「事実は小説よりも奇なり」という言葉がありますが、スティーブ・ジョブズの一生はまさにその言葉がぴったり。
アップル社を起業し、いくつかのヒット商品を出すが、社内の軋轢により、自分が作った会社から追い出され、数年後にカムバックして、アップル社を時価総額世界一になるまで復活させるという偉業を達成しています。
これだけ題材がそろっていれば、スティーブ・ジョブズの伝記的な映画を作る側としては作りやすかったのではないかと思いますが、題材が多すぎて散漫になってしまったかな、というのが鑑賞後の感想です。
「会社の起業時〜追い出された後の復活劇」だけを描くだけでも2時間かかるのに、「人間性(完璧主義・気難しい性格)」「恋愛」「ドラッグ」なども描いてしまったので、全体的に希薄になってしまったかな、と思いました。
マイナスの部分はあるのだろうけれど、もっと経営者としてのスティーブ・ジョブズを描いて欲しかったな〜というのが個人的な感想です。
ただ、アシュトン・カッチャーはじめ、俳優は実際の人物にそっくりで驚きましたので、そこは一つの見どころかもしれません。
なお、以前にご紹介した『スティーブ・ジョブズ1995 ~失われたインタビュー~』とセットで観ると、両者の比較ができて良いと思いますので、よろしければどうぞ。
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明日は野村君です。