『35歳を超えて転職が難しくなる現実への対策(その2)』

『35歳を超えて転職が難しくなる現実への対策(その2)』

こんにちは。のむらです。
前回のお話の続きです。
「35歳転職限界説」
というのがあります。
そもそも「事実」として、
年齢によって職能が決まるかどうかというと、
あまり関係なかったりします。
とはいえ、
世の中の「常識」というのは、
「何も考えずに習慣的に判断する」
ようなことだったりもしますので、
現実的には、35歳転職限界説というのは、あると思います。
エントリーしても面接までいかないとか、
スカウト対象の条件から外れるとか、
それもまた事実です。
というわけで、
選択肢を考えるときの最上位概念を、
「ビジネスの世界で生きていく」
というところから、35歳を越えた方の行動を、
場合分けで考えているのがこの記事です。
以下の大まかな選択肢について、書いています。
1.今いる会社にずっと居続ける
2.別の会社に移る
3.会社員ではなくなる
今回は、別の会社に移るというケースについて考えてみます。
2.別の会社に移る
2.1.公開求人に応募して移る
2.2.スカウトされて移る
2.3.コネで移る
以上が、ざっくりとした選択肢ではないでしょうか?
新卒採用だけを限界までがんばって、
死ぬまでの間にキャリアダウンを繰り返す、
という、いわゆるジリ貧状態な選択肢も、
パターン分けではあり得ると思いますが、
わざわざ考えるのもアレなので、除外します。
※そもそも、そのパターンも年齢の壁が大きいのが現状です。
まず、
2.1.公開求人に応募して移る
について考えます。
移る先の企業の採用情報や、
転職サイトの求人情報等を見て、
応募する、という方法です。
この場合の対策はシンプルに考えると、
A.みんながやりたがらない
B.みんなができない
のいずれかの条件と、
X.世の中に必要とされていて、明らかに人材不足
という条件とが掛け算されるところに集中します。
例えば、ここ最近の話ですと、
鳶職人が不足していて、年齢不問、未経験者歓迎、
という状態なのですが、やりたがる人が足りません。
これは、Aの切り口のお話ですね。
B.の切り口では、
そんなに大げさな話では無いかも知れないのですが、
Javaのコーディングができるエンジニアで、
3年以上の実務経験がある、という人は、
けっこう、不足していたりします。
さて、せっかくなのでこの事例をもう少し引っ張ってみましょう。
鳶職人が足りないという話については、
すごくシンプルで、今の自分の嗜好を疑ってみれば良いです。
よく考えたら、人の嗜好なんてものは、コロコロ変わります。
それこそ、小学生の頃に好きだった人のことなどすっかり忘れて、
中学になれば別の人を好きになり、35歳になった頃には、
これまた全然違う人を愛していると平気で言えてしまうのが、人間です。
昔はこってりしたラーメンだとか、焼き肉でテンションが上がっていたのに、
今は深い香りの蕎麦を好み、肉より魚を美味しく頂くようになる、
なんてことだってあります。
食の好みも少しずつ変わるのですから、
職の好みが変わるのは自然なことです。
むしろ、飽き飽きしているのに、月々の給料のために、、、
というノリで働いている人ばかりの会社の顧客になるよりは、
そうでないところの顧客になったほうが良い思いができるように思います。
顧客の立場で考えると。。
月々の給料のため、というと、露骨すぎるかも知れませんが、
家族の生活を支えるため、と言い換えても良いかも知れません。
※もちろん、家族を捨てろという話をしているわけでは無いのですが。
というわけで、一旦思い込みを捨ててみる、
というのが、Aの対策の第一歩です。
また、思い込みを捨てつつ、広く、世の中の情報を集めないと、
今、どんな人が必要とされているか?というのが分かりません。
インターネットや各種のメディアをフル活用するのは最低限で、
様々な業界の人と、具体的な情報が得られるくらいにコミュニケーションを
しておかなければなりません。
実は、Bの対策でも、そのあたりは必要になりますが、
とはいえ、Bの場合は、ある程度の未来予測も当てないといけません。
例えば、リーマン・ショックあたり、
システム開発の大型案件が少し冷え込んだ時期がありましたが、
一方で、Androidなるものが登場してきました。
311でお休みが入って、、、というのも影響があったかもしれませんが、
Javaのエンジニアの争奪戦が厳しくなっていきました。
この流れにうまく乗るとしたら、少なくとも、311のあたりでは、
実務の経験を増やしておくように動いておくべきでした。
3年スパンくらいでの予測の精度を上げるには、
例えば、シリコンバレーでどんなスタートアップにお金が集まっているか?
みたいな、未来志向な場所の状況を確認した上で、
それがゆっくりと一般化してきた時に、
どういう人不足が起こるか?
と、考える必要があります。
エンジニア、それも、コーディングのできる人材は、
最近でも採用するのがたいへんだったりするのですが、
Facebookという会社が大きな資金調達をしていた話だとか、
少なくとも、08年の時点でFacebookを見て考えれば、
投資家×ハッカーで物事が動いていく時代、みたいな大きな流れは
掴めたのではないでしょうか?
とはいえ、これらの対策には、若干、無駄があるかもしれません。
実際には、これらの対策をしなければ、
転職はたいへんだ、ということになるのですが、
これらの対策ができるような人であれば、
もっと早く転職する方法があると思うのです。
それは、次の次の回で書くことになると思います。
というわけで、
兎にも角にも、インプットの絶対量を増やすことは必須で、
さらに、未来予測の精度を高めるというのも、また、
Bの場合には必要になってきます。
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明日は八須くんです。

Nomura

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『35歳を超えて転職が難しくなる現実への対策(その3)』 | ビジネスクリエーターズPosted on9:43 pm - 5月 18, 2014

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