大きな美術館と小さな美術館の戦い方 その2

大きな美術館と小さな美術館の戦い方 その2

こんにちは。八須です。
前回の続きです。
前回は、いわゆる大手美術館以外にも、世界各国(もちろん日本にも)
たくさんの美術館が存在していることから、
「劣っていても、必要とされないわけではない」
ということがわかる、と書きました。
美術館は日本全国に、約1000館あるそうです。
ほとんどが大手ではないわけですが、(採算割れかもしれませんが)
一応存在し続けています。というか、実は増えています。
なぜか?それは美術館が見せるものの性質に依ると思います。
美術品は基本的に、それぞれ唯一のものです。
だから、極論すれば、お客を呼べる美術品が一点あれば
それだけで美術館を一つ作れるということになります。
つまり、すべての美術館は他館と差別化できている、ということです。
「差別化できていれば、存在できる余地がある」
と言えないでしょうか?
物量、ラインナップで大手には勝てなくても、他館にないものを
置いているという差別化で、存在しうるということです。
それは有名作品でなくとも、ある特定のカテゴリの作品を
たくさん持っている、ということでもいい。
世の中すごい人、なんでもできちゃう人はいますが
あなたにしかできないことを溜め込んでいきましょう。
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明日は大久保さんです。

Hachisu