会社の成長を人の規模から考えた場合の考察(2/2→5)

会社の成長を人の規模から考えた場合の考察(2/2→5)

こんにちは。のむらです。
前回のお話の続きです。
前回は、人の規模から考えた会社の成長、の話をする前に前提条件を設定しました。
1.比較的安定的な成長をする企業をつくることを目指す
2.創業者のビジョンやオーナーシップはなるべく損なわないようにすること
3.大企業が逆立ちしても真似できないような発明や技術があるわけではない
4.すぐに創業できる会社であること
※中身は前回記事を参照
この前提で話を続けます。
会社の成長のステージをざっくり4つに分けます。
1.サバイバルステージ
2.急成長ステージ
3.組織化ステージ
4.大組織化ステージ
それぞれのステージで人の役割や構成の変遷があります。
1.サバイバルステージ
これは、10人以下のチームです。
このステージの会社はともかく、死なないようにがんばるというところです。
(ビジネスクリエーターズも今日の時点ではバッチリここですね)
会社をつくったからには、まぁ、何かしらの目的があると思います。
とはいえ、目的があっても途中で会社が潰れてしまえば
その目的は果たすことが無いでしょう。
ですから、兎にも角にも死なないようにすることです。
会社が死ぬ理由は大まかにはキャッシュアウトですから、
どうにか売上をあげる、どうにかコストを下げる、
本質的にはこれですね。
そして、このステージの終了は10人のチームが出来上がったくらいですが、
次のステージに行くための条件をざっくりと表現するならば、
「有能な企画営業が10人揃った時」
です。
小さな会社ですから、「求人サイトの広告を出せば優秀な人が来る」
なんてことはほぼ無いでしょう。
このステージを切り拓けるメンバーは、
独立してもやっていけそうな自立した人です。
キレイな資料はつくれますけどあとは何にもやりません、とか、
良い商品と顧客リストがあれば販売できますが、ゼロから仕事をつくるのはできません、とか、
そういう人はどれだけ集めてもこのステージを抜け出す戦力にはなりません。
企画営業とは、
「手元に売り物が無いところから、売上をつくれる人」
のことでして、
もう少し説明すると、
例えば、
ある会社の社長さんとアポ取って話を聞いていて、
お悩みや要望を理解し、
どうしたらその悩みが解決するか、その要望に応えられるかのアイディアを出し、
かつ、自社に利益が残るようにその方法を実行する
ということです。
小規模かも知れませんし、1サイクルしかしないかも知れませんが、
商売をぐるっと回せる人です。
もちろん、人によって得意分野の偏りはあるかもしれませんが、
上記のようなことが全て100点では無いにしても、
0点が混ざるといくら掛け算しても0点なので、
苦手なことでも少なくとも「やりません」とは言わないのは大事です。
能力にあえて分解するのであれば、
・決裁権者とアポ取りできる(連絡先が分かる+連絡できるだけの信頼関係をつくっている)
 →何らかのかたちで人付き合いをしていないとここがゼロになります
・他人の話を聞いて問題や課題が理解できる(あまり横文字にしたくないですが、クリティカルシンキング)
 →これは、日々接する情報を丸暗記ではなく、ちゃんと解釈する習慣があれば簡単です
 →当然ですが、他人の話を聞かなければこれまたゼロになります
・アイディアを出せる
 →目の前の問題を解決するためのアイディアが出せる
 →しかも、実行可能であること(実行できないものであればこれまたゼロです)
・ビジネスモデルが描ける
 →要は、誰が何を提供してお金がどこからどこにどういう名目で流れるのか?が描けるということです。
 →これは利益モデル関連の本を読んで、あとは自分が目にするあらゆる商品やサービスでざっくりと
 取引先の関係図が描けるくらいの力があれば簡単です。
 →正直、アイディア出しの力に含めても良いかも知れませんが、ここまで考えてない人もいるかもしれないので、
 あえて分けておきました。
・収支計算ができる
 →四則演算くらいしか使いませんが、大事なことは、数式を自分で立てられることです
 →数式を与えられたら計算できる、、、という人はExcelに負けるので、今時ではかなりノーバリューというか社会余剰人罪です。
余談ですが、こういう社会余剰人罪は会社が苦しくなると最初にリストラしたいタイプですが、
行き場がないので最後まで会社にしがみついて大規模破綻の渦中に入る可能性が高い人でもあります。
そんな大人が増える世の中は窮屈でジリ貧なので、
価値創造型人材が増えるように、と、ビジネスクリエーターズは今日も活動を続けているわけです。
なお、この話を読んでいる方は皆さん、価値創造型人材というベクトルだと信じています。
(ですので、社会余剰人罪の撲滅に是非ともご協力を!)
さて、書いてみるとどれも単純な能力に見えますが、
これらが「言われたらできます」では活躍できなくて、
これらを「言われなくてもやる」「しかも、超速でやる」という集団になった時に、
次の急成長ステージに進みます。
既にサバイバルステージにいるメンバーはひとりひとりがそういう自覚を持って行動すれば、
最初にして最大の組織の飛躍というのを体験することができます。
(以降の成長は角度で言うと、これよりも緩やかな成長になります)
一方で、経営者として考えなければならないのは、
まずは死なないことという守りだけではなくて、
このステージで活躍できるような自立した人材をどうにかこうにか仲間にするというスカウトです。
情熱や夢を共有するようなアツい関係になります。
ちょっと広告出して、、なんて感じではいつまでたってもそういう仲間は増えません。
だいたい、サバイバルステージにいる会社なんか、誰も知りません。
自分から探しに行って、引っ張ってこないとダメです。
というわけで、私も一緒にビジネスクリエーターズを成長させられる仲間を探しています。
ビジネスクリエーターとは、大まかには、
ビジネスを通して新たな感動を生み出せる人
のことです。
社会にはざっくり、4つのレベルのビジネスパーソンがいます。
(1)新たな市場を創り出す人
(2)新たな事業や会社を創る人
(3)新たな仕事を創る人
(4)つくられた仕事に従事する人
昭和の1サイクルしか成功したことのないような幻想を盲信し、
新卒から定年まで終身雇用で大企業をクビにならないように一生を終える、、、
こんなことを夢見る若者がいる世の中は異常でおぞましいですし、
そもそも、上記の4レベルのバランスを考えた時に、
そういう親の世代のコピペみたいな若者の雇用を支えるにも、(1)~(3)の層が厚くなければなりません。
そのためにできることをあれこれやりましょう、というのがビジネスクリエーターズです。
人任せで無責任な大人が増えることに危機感を持ち、
一方で、
新しいことにチャレンジする人が増える世の中にワクワクできるような、
そんな人にどんどん会いたいと思いますので、
「我こそは」という方も、
「アイツがそうだ」という方も、
どしどし連絡をください。
2.急成長ステージ
3.組織化ステージ
4.大組織化ステージ
の話もしようと思いましたが、長くなったので、分けることにします。
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Nomura

1 comment so far

会社の成長を人の規模から考えた場合の考察(3/5) |Posted on11:50 pm - 2月 23, 2016

[…] 前回のお話の続きです。 […]