「働く女子」の違和感の正体

「働く女子」の違和感の正体

こんばんは。
IT大好きNocchiです。
⬛︎人気映画「マイインターン」
先日、公開中の人気映画、「マイインターン」を観てきました。
”「プラダを着た悪魔」の続編!”と謳っている広告もあるように、
「プラダ〜」にて主演を務めたアン=ハサウェイさんが、
今回も働く女性主人公を演じられています。
彼女は、若くして事業を立ち上げたアパレルサイトの社長。
スタートアップらしく元倉庫のような大きな場所をオフィスにし、
広いそのオフィスを自転車で駆け巡り、
社員のMac bookを覗きながら、サイトについてアドバイスをします。
彼女の元へ、今は亡き電話帳の作成会社で長年勤め上げ、リタイアした男性がやってきます。
「インターン」とは”研修生”であり、これから活躍する戦力を育成したり発掘するために
若い人が来ることが多いですが、この作品の中では、社会貢献の一環として、
舞台となるアパレルサイトの会社で、退職後の人々を再雇用する試みを行います。
彼は、妻に先立たれ、仕事を勤め上げ、心にぽっかりと穴が開いたような喪失感を味わっています。
それを、インターンという新たな扉の向こうにあるかもしれない希望で埋めようと、
Macの使用経験もなく、ビンテージのブリーフケースを持ち、
年下であっても上司のために尽くす彼が、
skypeでミーティングをする若者達の中に、入っていく…
そんなストーリーでした。
働く女子イイね!でもあり、
仕事が定年で終わってもまだまだ楽しむ方法はあるよ!でもあり、
それが全面的なテーマでありながら、
結構深いことを取り上げている作品であるように感じました。
⬛︎若く新しい方が絶対優位なのか
この作品は、「新しく若いものこそが正しい」という価値観に
スタートアップを若々しく描きつつも、真っ向勝負しているところが新鮮に感じました。
新しいからいい、若いからいい、最先端だからいい。
古いものはだめ、伝統的なものは使えない、IT以外は不便。
最近の風潮に釘を刺しているようでした。
どうしてITが必要なのか、わたしたちはなぜ技術革新をしようとしているのか。
年老いたら恋愛は終わり?若くして結婚したらそれが成功?
改めて考えるきっかけを与えてくれるような気がします。
⬛︎性に優劣は存在するのか
結構、生物の生存本能と現在の宗教観にメスを入れているなと思ったのが
「働いて、家庭がある女性」がわざわざ話題になるということと
それがおかしいのか、ということに苦悩し焦る主人公の描き方でした。
部下の男性を低く見てみたり、小娘と馬鹿にされてみたり、
どれほど、いまさら「働く女子は素敵」と綺麗事をならべられても、
世の中に、潜在的に存在する絶対的な差別意識を描いています。
これは、主人公が強烈に意識している「女性蔑視」のみならず
「稼がない男性」や「お金にならない家事・育児」、
もちろん「若者」と「老人」、「起業成功者」と「会社員」など、
様々な差別意識を描き出していました。
(先日テレビで見ましたが、
「東大卒は、どれほど否定したって低いランク卒をバカにしている。
 俺らにすごくバカにされたら、うるせぇFランが!って叫ぶだろ?」
 と出演者の方が言っている場面があって、
 あ〜潜在差別意識ってこういうことか〜とすごく納得しました。
 東大は東大で、そういう目で見られるわけで、なかなか難しい。。) 
先日、日本でも「1億総活躍」構想が提唱されました。
本当に足りないのは、制度の話ではないような気もします。
「マイインターン」の中で繰り返し描かれる、
「大丈夫だよ、君の判断は正しいから」という言葉に、何度も救われる主人公。
人が心から本当に求めている、ごくわずかなこと、それは…
今の生き方でも幸せ。安定。
けれど、どこかにもしも違和感があるのなら、
きっとその違和感こそが、その人のこだわり、個性なのかもしれません。
違う風に生きてきたら、これから違う一歩を踏み出したら。
もし、あるかもしれない他の人生を覗いてみたくなった方は、
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”多くの人は、「生まれ変わったらやってみたい」と思うレベルのこと”に
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