こんにちは、スタッフの大久保です。
久しぶりに映画レビュー(ネタバレなし)を書きます。
今日は『KANO 1931海の向こうの甲子園』です。
【あらすじ】
1920年代、台湾代表として全国中等学校優勝野球大会(現在の全国高等学校野球選手権大会)へ出場するのは、決まって日本人のみで構成された台北一中や台北商業であった。
一方、のんびりしたチームの嘉義農林学校(嘉農)野球部は当然連敗続きであったが、新任監督として迎えられた日本人の近藤兵太郎(永瀬正敏)によるスパルタ式訓練により、部員たちの心には徐々に甲子園出場への夢が芽生えていった。
当時は台湾全島で1校のみしか代表として甲子園に行くことが出来ず、その為に台湾大会で優勝する必要があった。その厚い壁をなかなか突破できなかったが遂に1931年(昭和6年)、その夢を台湾南部の学校として初めて果たす。
大会前の下馬評では弱すぎて本土のチームには相手にならないのではと危惧されたが、守備に長けた日本人、打撃に長けた漢人、韋駄天の如く足の速い高砂族の選手たちが 一致団結し抜群の結束力を見せて逆に相手を投打に圧倒し、快進撃を続け初出場で夏の甲子園大会決勝戦までたどり着く。
地元の嘉義市内ではラジオ中継に熱中し狂喜乱舞する市民たち。そして次第にその魂の篭もった姿勢と素晴らしい強さに本土の野球ファンをも魅了し、応援するファンも増え決勝戦では超満員の観衆が甲子園に詰め掛ける。そして決勝の相手は名門中の名門、中京商業。日本中だけでなく台湾でも大勢のファンが固唾を呑んで見守る中、その試合が始まる。(引用:Wikipedia)
【オススメ度】
80点(100点満点) ※あくまでも個人的な感想です。
【レビュー】
前回のブログで書いたとおり、海外旅行に行ったら映画を観るようにしているのですが、何を観ようかといろいろ調べていたら、何やらロングヒットしている映画があったので、観てみたら、実は日本の甲子園を舞台にした台湾映画でした。
時代は日本統治時代の台湾なので、演じるのは永瀬正敏・大沢たかお・坂井真紀など、日本で有名な俳優がメインで、言葉もほとんど日本語。
実は、この映画が台湾で大ヒットしているというのだから、いかに台湾が親日であるかがわかります。
野球を題材にした映画なので、観る前にある程度、話の筋が見えてしまうのですが、
民族のことや戦争の話などを盛り込むことによって、飽きさせない工夫はされています。
弱小チームが強くなって甲子園に行くという、王道のストーリーなのですが、やっぱり選手がいかにして強くなっていくかというところがみどころ。
(漫画のスラムダンクやドラゴンボールを読んだことがある方であれば、お分かりになるかと思います)
台湾での公開は2014年2月、日本での公開は2015年1月なので、ほぼ1年ものブランクがあるのですが、台湾で実績をつくっておいて、その実績をもとに日本でもヒットを狙っているのかもしれません。
日本人・漢人・高砂族という異なる民族がひとつのチームとなって戦うところなどは、いまの日本人にとってはピンと来ないんじゃないかと思う点はあるものの、脚本がしっかりしているので、普通に楽しめると思います。
こういう映画を通して、より一層、日本と台湾の交流が深まることを念じます。
日本で公開された際には、よろしければご鑑賞ください♪
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明日は野村君です。お楽しみに!