こんにちは。のむらです。
引き続き、このシリーズです。
全国のサッカー経験者の方、また、サッカー小僧のご家族、ご友人の方に、
サッカーに打ち込むことで、ビジネスパーソンとしても一流になるための素養
が身につく、というご理解を頂ければ幸いです。
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サッカー選手に必要な能力というのは、色々な方法で表現されます。
例えば、
ボールコントロール
ボディバランス
ブレーン
という3Bなんかが有名です。
日本的に表現すると、「心」「技」「体」に近いかも知れません。
さて、サッカーにおけるブレーン(頭脳)というのはどのようなものでしょうか?
まずは、チーム戦術の理解ということがありますし、
あとは現在の状況を理解する、ということもあります。
それらを統合して自分の取るべきアクションを判断をする、というのもあります。
どれも大事なことですが、今日は、「現在の状況を理解する」ということに注目したいと思います。
日本でも歴代屈指の名選手として、中田英寿氏がいます。
サッカー選手としてのみならず、様々な活動をしていることから、
一社会人としての能力の高さも伺えるところだと思います。
中田英寿氏のサッカー選手としての際立った特徴として、
私は2つの要素があると思っています。
ひとつは最新情報を収集する能力。
もうひとつは柔軟な肩甲骨。
この2つの要素が世界トップクラスだったと思います。
後者はボディバランスの類ですが、前者は、今回注目の能力です。
氏の出ているゲームを生観戦したことがあれば、一目瞭然だと思いますが、
とにかく、首を振ってピッチの状況を確認しているシーンが多いです。
これにより、常に最新のピッチの情報を収集して、その情報を前提に判断をします。
ピッチ上は常に動きがあるので、当然、判断までのタイムラグが発生するわけですが、
このタイムラグが少なければ少ないほど、判断の精度が良くなります。
これが、中田英寿氏がサッカー選手として際立って優れていた点だと思います。
もちろん、サッカーをしていれば誰もが彼のような域に達するという保証はないのですが、
しかし、サッカーというゲームの中では、状況が常に変化しているところに、
自分自身が放り込まれた状態ができますから、
否が応でも、このような情報収集に関する個人差が出てしまいます。
個人差があるなりにでも、そもそも、このようなことに意識が及ぶことが、
サッカーをやることの大きな価値ではないかと思います。
話せば長くなるので割愛しますが、
その人の発想力や創造力というのは、その人のインプット、つまりは解釈できた情報の量によって決まります。
となると、同じものを見て、同じ体験をしても、他人より多くの情報を得ることができると、
その人の発想力や創造力というのは、相対的に高くなりやすいということになります。
では、情報の解釈というのは何によって起こるでしょうか?
多くの場合では、五感を通して入ってきた刺激が必須条件です。
例えば、道を歩いていれば、
目に入ったもの、聞こえてきたこと、感じた温度、その場所の匂い、、、等。
それらが最初の情報となって、その情報に対する解釈が行われます。
そこで「目に入ったもの」というのに注目するなら、
正面だけを見ながら歩いている人に比べて、周囲を見回しながら歩いている人の方が、
より多くの情報を解釈する可能性があります。
そして、このような傾向を強めてくれるきっかけが、
サッカーをプレイすることの中にあるのです。
ぜひ、このようなことを意識しながらピッチを走り回りたいものです。
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