こんにちは。のむらです。
引き続き、このシリーズです。
全国のサッカー経験者の方、また、サッカー小僧のご家族、ご友人の方に、
サッカーに打ち込むことで、ビジネスパーソンとしても一流になるための素養
が身につく、というご理解を頂ければ幸いです。
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■制約がイノベーションを生み出す■
私が15?17歳の時にお世話になった、あるコーチは、
教科書的ではない、極めて実践的な技術指導をされる方でした。
サッカーの技術において最も大切なものは何か?
と言われれば、私は、
「ボールを止める技術」
と答えるかも知れません。
「ボールを蹴る技術」
というのは、サッカーがサッカーたる技術ですが、
それと同じくらい、時には、それ以上に重要なことが、
「ボールを止める技術」
ではないかと思います。
(何だか、自動車の教習所みたいな話ですが。。。)
これらは、車の両輪の如しで、
どんなに素晴らしいキックが出来る選手でも、
ボールを自分のキックできる位置にコントロールできなければ、
蹴ることはできません。
もちろん、逆も然りで、
素晴らしいボールコントロールの技術があって、
常に良い場所にボールを置くことができても、
キックのほうが覚束なければ、せっかくのボールコントロールが台無しです。
例えば、教科書的には「トラップ」と呼ばれる技術があります。
これは、飛んできたボールを、次にプレイしやすい場所にコントロールすることです。
(思えば、今では某J2のクラブのGMを務める、小学校時代のクラブの恩師も、
初めての練習で教えたことは「トラップ」でした。)
そして、よくありがちなトラップに使う場所といったら、
胸、腿の前面、足首から下の各所が代表的で、
あとは、頭なんかも一般的にトレーニングにつかわれます。
また、足元にボールを落としたいとなれば、
上記リンクにもある通り、「クッションコントロール」が主な考え方です。
(カーテンにボールを当てるイメージでしょうか、、、ボールの勢いを殺すわけです)
教科書的なトレーニングに見る、「クッションコントロール」の最たる例は、
胸でのトラップではないかと思います。
件のリンクにもあるとおり、浮いた球を、カラダを反らせることで、勢いを殺すわけです。
少年サッカーなんかでは、投げられたボールをこのようにコントロールするトレーニングをしていたりもします。
ただし、、、
それがどこまで実践的なトレーニングかというと、多少、疑問が残ります。
というのも、サッカーの世界は年々、スピード化が進んでおりまして、
そもそも、そんなに悠長にトラップしている時間もスペースもないことが多いです。
そんな現状を踏まえて、件のコーチは、こんなことを教えました。
・ボールを胸の中心ではなく、大胸筋の厚い部分に当てる
・当たる瞬間に大胸筋に繋がっているほうの腕を軽く上げる
これは、腕を上げるという動作で、大胸筋が緩むという動きを利用して
ボールの勢いを殺すという発想です。
これなら、より短い時間で、より省スペースで、さらには、
相手に背中を押さえられていても大丈夫です。
目的は、「ボールの勢いを殺す」ということなのですが、
それを、制限のある環境では、「もっと別の方法でできないか?」
と考えると、新しい、より良い方法が生み出されるものです。
これは、ビジネスにおいても全くその通りです。
大体、無駄なお金を与えると、プロジェクトだけではなく、
そこにいる人が育たなかったりします。
色々な制限や制約によって、私たちはビジネスクリエーターとして成長できるのです。
ぜひ、このコーチの生き様をビジネスクリエーターとして、見習いたいです。
(次回も、このコーチに関連する話をします。続けて読んで頂いている方は、8日後にお会いしましょう♪)
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