こんにちは。スタッフの村上です。
連日マスコミをにぎわせている定額給付金問題ですが、
どれもこれも、討論のポイントからずれているような気がして、
今日はちょっとそのことについて書いてみたいと思います。
そもそも、なぜ「定額給付金」という政策が生まれたのでしょう?
理由はいくつか考えられるわけですが、
第一義的には、「景気対策のため」にこの政策が考えられたはずです。
もちろん、お金を配れば、選挙での得票につながるという
そんな匂いも感じざるを得ないわけですが、
一番の目的は、「景気対策」そのための定額給付金のはずなわけです。
しかしながら、ここまでマスコミや国会などで議論されていることといえば、
「振り込み手数料に150億円」とか、
「所得によって給付金支給のラインを設ける」とか、
「事務経費に825億円」とか、
そんな話題ばかりです。
でも、これって、それ以上の効果が期待できれば、いいわけで、
景気の刺激策にこの定額給付金が役立つかどうかという議論がまったくされずに、
ここまでダラダラとくだらない議論をしていること自体が景気対策に最も悪く、
かつ税金の無駄遣いな気がするのです。
お隣台湾では、日本より後から3600元(日本円で1万円程度)の消費券発行を検討し始めたのに、
1月の中旬にはすでに発行を終え、
台湾の馬総統は、「効果が出始めた」とさえいっています。
2回目の発行も検討しているという話さえあるわけです。
とかく「スピード」が重視されるこの世の中にあって、
森全体で何が起きているのかを見ずに、
一本の木の葉っぱの葉脈を見るような行為に没頭して時間をとられるのは、
日本の悪い癖だと感じます。
(時として、その「こだわり」が評価を受けることも多いのは承知していますが)
ビジネスクリエーターを目指すうえでも、
常に全体を見渡して、すばやい判断を下せるような力を養っていきたいものです。
ブログランキングがバレンタインの話題ばかりになっているので、
たまにはちょっとまじめな話でした。ははは。
明日は吉村君です。
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