こんにちは。のむらです。
「短気は損気」
「金持ち喧嘩せず」
という言葉があります。
実際、腹を立てて、それを行動に移すと、
大概は損をします。
「怒りは無謀をもって始まり、後悔をもって終わる」
というピタゴラスの言葉もありますが、
「後悔先に立たず」
と言われる通りで、事前に自分が損をするなんてことは、
想像していなかったりするわけです。
人間の性質上、欲という行動の原理がまずあって、
それが何かのきっかけで妨げられると、自動的に怒りへと変化します。
怒りを表現すると、上記の通りで損をする結果にこれまた
自動的に到達してしまいます。
大学生の頃に新卒採用の就職活動をしていて、
履歴書の特技の欄に「腹を立てないこと」と書いていたら、
ある会社の面接官に羨ましがられたということがありました。
逆に考えてみると
「すぐキレる」
というのは特技や長所の欄には来ないような気がしますので、
やはり多くの人の経験則でも、
「短気は損気」
というのはかなり真実味があるのでしょう。
さて、どうしたら腹を立てなくなるのか?というと、
とてもカンタンなのですが、
「腹を立てないと決める」
というだけです。
正確にいえば、怒りという感情があるのは、人間ですから
しょうがないのですが、
それを表現しないように決める、ということです。
自分にルールを決めるというのは、
「寝る前に歯磨きをする」とか
「箸を右手で持つ」とか
そういうことですね。
なので、殆どの人はほぼ自然にやってることです。
その中にひとつ「腹を立てない」というのを追加します。
ちなみに、私の場合は正確には
「怒るのは年に2回まで」
というルールです。
単純に、「禁止」というのは、
好みの問題としてストレスになるというのと、
浦島太郎における玉手箱の法則のように、
「ダメと言われるとやりたくなる」
という作用があると思ったからです。
この、
「怒るのは年に2回まで」
というルールにすると、完全には禁止していないのですね。
そして、このルールの場合、
目の前で怒りの感情が湧き上がることがあったとして、
「さて、この出来事のために1回をつかってしまって良いだろうか?」
と思うわけです。
そうすると、大抵のことはそこまで価値のあることではないのですね。
自分の貴重な2回のカードを切るほどではない、と。。
もちろん、相手の理解を促すためには、
相手が厳しいと感じるようなことを言ったりする必要があることはありますが、
それも、自分の「怒りの感情をぶつける」というのではなくて、
必要なことを指摘する、ということであり、せいぜい、叱る、ということです。
実は、怒りの感情を表現するというのは、
既にその時点で自己満足です。
商売の大原則として、
「やりたいことをやるのにはお金を払う」
「やりたいことをやるのを支援するとお金がもらえる」
という構図があります。
ですので、怒りを表現するというのは、
お金を払う側の立場が決定するわけで、
「短気は損気」
というのは商売の原則通りだったりするのですね。
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明日はひらたくんです。