こんにちは。のむらです。
働かないアリの話というのがちょくちょく出てきたりします。
アリは行列をつくって働く習性がありまして、
前の人(アリですけど)の残した道標を辿って次の人が同じ道を進みます。
そうやって、真面目に人と同じことをすることの積み重ねが
行列をつくり、維持します。
しかし、パレートの法則なんかで出てきたりもしますが、
そのうちの2割のアリが仕事をサボって、
行列を外れていったりする、という話があります。
いわゆる働きアリに対して、働かないアリと言われる人々です。
ただ、こういう働かないアリがうろちょろしていることによって、
新しい餌が発見されたり、
今よりも最適なルートがつくられたり、
ということがあります。
また、パレートの法則で面白いといわれるのが、
2割の働かないアリを集団から取り除いてみると、
やっぱり2割くらいは働かないアリになるそうです。
ということからすると、
働かないアリというのは性格や個人的な特性というよりは、
役割なのではないかと思うのです。
ただし、重要なことはただサボれば良いのかというと、
そうではないのですね。
ここで、新しい餌の獲得だとかルートの改善といった目的をもって、、、
という話をするのが普通のエッセイなのでしょうけど、
たぶんそれは都合よく解釈し過ぎなので、そういうお説教は、
もうちょっと強引な人にお任せしてやめておきます。笑
もう少し事実ベースで話をすると、
働かないアリがうろちょろしていた結果、
ルートが改善されたり
新しい餌の発見に繋がる原因は、
道標を出し続けてうろちょろしているからなのですね。
ということは、これをもう少し言い換えると、
「みんなにどうサボったのかをリアルタイムで公開する」
ということだと思います。
コッソリじゃないのです。
その気になればすぐにでも追跡されちゃうレベルです。笑
ということで、文字通り、
「堂々とサボる」
というのが働かないアリに求められるところです。
あと、もうひとつ事実ベースでの大前提ですが、
「アリが一定以上の規模の集団であること」
によって、堂々とサボったことが、
生かされやすくもなっています。
裏を返すと、
小さな集団の場合は、サボった効能が出てくるのには、
全体としてのマンパワー(職能×稼働時間)が大きい必要もあります。
良い発見をしても、それを具現化するまでには
マンパワーが必要になります。
ただし、、そうすると、ただ大きな集団だからサボれるというわけでもなくて、
働き者が少ない集団であれば、同じことです。
これは今度は働きアリのほうの働きがショボくても駄目です。
ということで、
働かないアリは、「堂々とサボる」
働きアリは、「ハードワークする」
という関係ができたところに、
新たな発見とそれを活かすことのできる集団があるわけです。
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