スイッチングコストの高いビジネス

スイッチングコストの高いビジネス

こんにちは。のむらです。
日々、色々なビジネスモデルを研究しているという性質上、
だいたい、一日に一個以上は、ビジネスモデルに関する話をしているような
気がします。
今日は前回の話に関連したことを考えてみます。
具体的な仕事の内容に関わるので、詳細な事例までは書きませんが、
一度導入すると辞めにくいサービスというののひとつに、
セキュリティビジネスというのがあります。
私が昔いた会社は、
まぁ、立場的にも比較的セキュリティレベルは高かったように思います。
今も、けっこう、打合せで会社を訪問した時に、
オフィススペースと打合せスペースの間に
セキュリティゲート的なものが無かったりすると、
大丈夫なのかな?というのを、反射的に感じてしまったりします。
が、、、
実際には、そこまで至るには、他にも塞ぐべき穴がありまして、
聞けば聞くほど、色んな会社で、
まだまだ情報漏洩に繋がるような穴が開いているなぁ、
と感じるところがあります。
セキュリティ対策には、けっこうコストがかかります。
また、そもそも今までなかった仕組みを考えるというのは、
けっこうたいへんなことです。
というわけで、
けっこうほったらかしな穴が開いている企業さんは多いのですが、
そこに、セキュリティ関連のシステムを導入してみます。
そうすると、
穴を塞ぐという要件を満たしている限りは、
多少、使い勝手が悪かったとしても、
それを無くすというのは、
なかなか難しくなります。
じゃあ、セキュリティ関連のソリューションをつくればボロ儲けだ、
という思いも出てくるものなのですが、
複数の企業に導入できるものとなると、
環境の差分をどこまでカバーできるか、
という話になるわけでして、
例えば、Windows環境なら動作するが、Macだとダメです、
となると、導入が難しいところもあります。
会社の知財には、顧客データや技術情報をはじめ、
デザインデータのようなものもあるわけでして、
けっこう、事例として聞くのは、
デザイン系の職種の社員が、
会社の成果物をコッソリ転職活動のために
他所に持ち出す、という話もあります。
会社の立場で考えますと、
せっかく育てた社員がいなくなる上に、
ちゃっかり会社で給料払って作らせたものまで持ち出される、と、
泣きっ面に蜂という感じです。
というわけで、
色々なケースに対応するようなソリューションをつくるとなると、
これはこれで、初期投資がけっこうかかります。
ですから、ある程度、売れる見込みの立つ機能であったり、
まずは自社でつかうためのシステムとしてつくる等して、
それから販売して、利益を追加開発に再投資する、等、
ビジネスを進める上での戦略も大事になるでしょう。
あとは、幅広い技術的な知見も必要になります。
ただ、ここをクリアできたら、
持続性のあるビジネスになるようにも思います。
何しろ、一度売れたら、他の便利なものに比べても、
解約し難いわけですから。
ということで、
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