なぜコンビニはPB商品に力を入れるのか?

なぜコンビニはPB商品に力を入れるのか?

こんにちは、大岡です。
今回はいつもと少し様子を変えて、気になった事を勝手に検証してみます。
■最近のコンビニの出店規模、成長性には目を見張るものがある。
つい最近では「JR西日本」と「セブンイレブン」が提携する報道があった。
理由は「セブンイレブン」の商品企画力とのこと。
最近良く聞くPB(プライベートブランド)。
PB商品力の向上は、
・製造受託業者のスキル、品質の向上。
・ビックデータ活用による消費者ニーズの把握。
この2点に寄るところが多いのではないだろうか?
■では、なぜPBなのか?
今回はWhyを繰り返しながら仮説検証していく。
※個人の考えであり、経営者がすでに語っている事実と異なる
部分が合ってもご容赦ください。
でも事実をこっそり教えてもらえるとなお幸いです。
◆課題:コンビニが売り上げを増やすにはどうすればいいか?
売上げを上げる方法は二つ。
1マーケットシェアを拡大させる。 2マーケット規模を拡大させる。
では、マーケットシェアを拡大させるにはどうすれば良いか?
→1. 顧客を増やす(他店から奪う)  2.出店を増やして顧客の空白地帯を減らす。
ではコンビニが顧客を増やすにはどうすれば良いか?
■コンビニの競合 / ターゲットマーケット
商品群に分けて競合を考えてみると、
食料品 → スーパー、弁当屋、ファストフード店、カフェ 等
雑誌 → スーパー、本屋 等
日用品 → スーパー、ドラッグストア 等
どのシェアを奪うのが最も効率的か?
コンビニの特徴は、
・売り場面積が限られている。 → 規模が必要な商品、業態は難しい。
・密に店舗を展開出来る。 → 利便性がメリット
顧客規模の優位性および店の形態から考えるに、
スーパーのシェアを狙うのが妥当。
■商品企画
ではスーパーのシェアを奪うにはどうすれば良いか?
まず利用者で大別してみよう。
コンビニ 会社員や一人暮らしの人が頻繁に利用 → 手軽さ重視
スーパー 主婦や高齢者が利用 → 品揃え、安さ重視
コンビニの商品は定価というイメージがあるが、
コンビニの従来からの強みである利便性に加え、
”安さ”を提供出来ればどうだろうか?
スーパーに対して主婦層、高齢者層からある一定程度のシェアを奪っていける。
では、商品を安く提供するにはどうすれば良いか?
流通業としてメーカーの商品を販売しているだけでは厳しい。
そのため中間マージン、宣伝費などの固定費を排して安く提供出来る
プライベートブランドがキーとなり成長の原動力としている。
他にもクラウドサービス普及、ヤフーによる「ワイモバイル」開始など
ハードからソフトへの競争優位性の変化を感じる。
 
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