『RBCが持っている場としての役割』

『RBCが持っている場としての役割』

こんにちは。のむらです。
今日は、いつものシリーズではありません。
RBCの話シリーズです。
最近、日本国内における「はたらきかた」は、変わらざるをえない状況になってきています。
以前、「マルチキャリア」という概念で、
ひとりの人が複数のキャリアを同時に構築していくような生き方について、
講座を行いました。
思ったほど人が集まらなかったのですが、
ちょっと、時代を先取りし過ぎていたのかもしれません。
しかし、最近の状況をみるに、
「ほらみたことか」
と言いたくもなるところです。笑
現在の日本は、世界で最も高齢化が進んだ社会です。
その点については、前例に倣うこともできませんので、
現状から考えるべきでしょう。
→人口に占める高齢者の割合が増大
→人口減少型
→産業の成熟化が進行
と、まぁ、この状態を前提にせずにつくられた経済圏なのですから、
(むしろ、この逆の状況が前提になっている)
今まで通りにやっていれば、困ることも多いでしょう。
それらについて考え始めると、
非常に多くのことに影響しますので、とてもブログ1回の話では
なくなってきます。
今日は、
現役世代、若手世代の働き方
に注目してみます。
最近、
プロジェクト型で旧来的な会社組織に縛られない活動が
盛んになってきています。
※RBCはかなり昔からそういう状態になっていたわけですから、
 そうとう未来志向だったわけです♪
収支管理や収益配分を含めて、
RBCにはプロジェクト型活動の経験とノウハウがあります。
これを、もっと世の中に還元していくべきだと感じています。
というのが、
やや極端な言い方をすると、
従来はあやしげだと言われたような個人事業主が真っ当なビジネスを行い、
従来は信頼できると言われたような大企業があやしげなビジネスを行う、
という傾向になってしまうケースが出てきています。
特に分かりやすいのは、大手企業が「ソーシャルメディアの活用パッケージ」
なんかを売っているケースです。
それらの企業に発注する側はまぁ、お金が余っているわけで、、、
おそらく何年かしたら
「あぁ、そういえば、昔、あんなの出てきたよね」
みたいに遠い目をしてお蔵入りになったプロジェクトを振り返ることでしょう。
(以前にも何度も同じようなことがありましたね。)
正直、ひとつひとつ、やること、内容を分解していくと、
コスト構造的には、そうとうボッタクリな価格になっているものばかりです。
ボッタクリと言えるのは、
同じことが遥かに安い価格でできることを、
私ならわかるからなのですが、
ここに、コスト構造からビジネスを考えた時の「あやしさ」があるのです。
※残念ながら、この分野では、大企業が逆立ちしても採算が取れないような規模で
 同じことができてしまうプレイヤーが数多くいます。
なぜそうなるのか?
といえば、身も蓋もないですが、サービス主体が大企業だからです。
大企業になり、組織が縦長・横長になっていくと、
いわゆる中抜き的な費用が増えていきます。
しかし、市場はシュリンクし、
特に、ITサービスの分野においては、
会社組織がどこであるか?は、
サービスの内実に関して言えば、何の差別化要因にもならないことが殆どです。
上述のようなプロジェクト型の活動を個人的にする人が増えています。
差別化要因が少なくなりやすい分野では、手軽に始められますし、
幸か不幸か、大組織よりも良いサービスが出来たりします。
さらに、メンバーは成果報酬で動いていたりしますから、
顧客へのリスク転嫁が小さくなります。
こういう活動が盛んになってくると、
旧来型の大組織は、世の中におけるリスク転嫁の割合が大きくなるわけで、
露骨な言い方をすると「より他者にご迷惑をかける存在」になってしまうわけです。
これは、前提条件である、
→人口の恒常的な増加
→需要の継続的な拡大
が既に崩れてしまっていることに起因しています。
RBCは、このような状況の日本にあるわけですから、
状況の変化に抗うこともなく、関わる皆さんにとって、
変化に対応するための参考になれば、非常に意味のあることだと思っています。
毎月のようにスタッフにエントリーして頂く方もいらっしゃいます。
ただ、組織に属さないと物事は動かせない、という発想へのアンチテーゼとして
プロジェクト実践という機会もあります。
今、RBCにとってそのような役割が、とても重要だと思っています。
様々なバックグラウンドを持つビジネスクリエーターの集団なのですから。
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Nomura