家電アドバイザーはおもしろい。

家電アドバイザーはおもしろい。

実は家電製品総合アドバイザー(*1)と言う資格を持っている。
2008年の中頃に、私の家電好き具合を分かりやすく周りに表現する為に取ってみた。
人に貢献する事ができる何かをつくろうキャンペーン(個人的に開催してた)の成果として、
レバレッジの本田さんがソムリエを取得されたのと(きっと)同じ理由で取ってみたのだ。
さすが、家電量販店の店員向けの資格だけあって、『自称家電好き』が得意とする
テレビ・DVD・ブルーレイ・パソコン・ーディオなどのデジモノ(*2)だけでは無く、
家電に関係する法律や、エアコン・冷蔵庫など白物家電などと、結構幅広い試験範囲で
個人的にはとても楽しく学べた資格かもしれない。
そんな家電アドバイザーは、実は取るまでも楽しかったが、取ってからも毎年楽しい。
と言うのも、毎年、(大体)最新の家電の情報をまとめてある冊子と、その他関連情報が
結構なボリュームで送り届けられるのだ。
その冊子の名前が『家電製品アドバイザー・エンジニア スキルアップ講座』である。
どんな内容が乗ってるのか気になる人もいそうなので、冊子中に書いてあるキーワードを
独断と偏見でいくつかあげてみる。
●電気工事士法施行規則の一部を改正 – 軽微な工事
●特定家庭用機器再商品化法
●統一省エネラベル
●ecoの見える化
●寒冷地向けのエコキュート
●シリコン太陽電池の種類と特性
●オーブン調理の調理時間短縮
●SSD(Solid state drive)
●DLNA
●Atom(tm)プロセッサ
●家庭用プロジェクターのレンズシフト機能
●ノイズキャンセリング機能
●新タワー移行に伴うアンテナの方向調整
●HDMI 1.4
●x.v.Color
どうだろうか。
後半のキーワード(特にHDMIなど)は分かると言う人は結構居るだろうが、
前半のキーワードがバックグラウンド含めてかる人は相当詳しいといえる。
これらのキーワードを説明する関連情報が色々と83ページもあるのだ。
何よりありがたいのは、これらの情報は有資格者ならタダで送ってくる点である。
たった、15,410円の受験料で年に1回その年のトレンド情報をまとめてある
冊子を送ってきつつ、こんな有資格者コーナーhttp://d1.nintei-aeha.jp/ まである。
曰く、家電製品の新技術の普及や啓発活動の第一線で活躍する人の下支えの為の資格だけあって、
巷で流行っている資格試験・検定試験ビジネスとは一線を画している(気がする)。
確かに、フロントの営業員にバンバン売ってもらわない事には、(この資格を
作っている財団法人を構成する)家電量販各社は回っていかないしね。。
さすがは、本気の資格。色々おもしろい。
家電好きを自称する人は、是非ともいろいろな意味で勉強してみてほしい。
家電に関する基礎技術も間違いなく増えるし、法規の話や提案の仕方なども学べる。
また家電業界に対する新たな視点も持てるので、とーーってもお勧めである。
ちなみに、超個人的見解だが、今の日本の家電製品はほとんど
オーバースペックで、一般人レベルではどれを選んでも良いと思う。
なので、『何かお勧めのテレビない?』と聞かれたら、大体は
『好きなデザインのが一番』と答えるようにしている。実際、どれ選んでも
30日(*3)もすると、一貫性の原理が働いて『住めば都』になるし。(笑)
そもそも、テレビとか見ないよ!とか、買う側より売る側の方が面白い!
というあなたは、次回の家電アドバイザーの試験を申し込んだ後すぐさま
RBCの会員登録をすることを激しくお勧めする。(笑)
明日は大久保さんです。
(*1)
AV情報家電と、生活家電と二つの範囲があるが、両方合格すると総合家電アドバイザーとなる。
上位資格として、家電製品エンジニアと言うのもある。
ちなみに2009年9月で約6万人程度の家電アドバイザー・エンジニアがいるらしい。
(*2)
いわゆる洗濯機などの白物家電の対比として黒物家電とも言う。実際黒いモノがおおいよね?
(*3)
そういえば、偶然かもしれないが、30日無料キャンペーンとか、30日間はいつでも
返品可能キャンペーンとかそんなの多いね。(笑)

Nakashima