台湾鉄道の旅2(台湾の駅弁事情編)

台湾鉄道の旅2(台湾の駅弁事情編)

こんにちは、スタッフの村上です。
今日も前回に引き続き、台湾の鉄道の旅をお送りします。
今日は、台湾の駅弁をご紹介します。
日本にも駅弁があるように、台湾にも駅弁があります。
現地では、「鐵路便當(てぃえるーびぇんだん)」と呼ばれているようです。
文字を見てわかるとおり、台湾で使われている中国語「便當」は、
日本語の影響を受けています。
現在の日本では、弁当という表記が一般的ですが、
日本でも昔は「便富」と書いていました。
一番有名な駅弁は、東部幹線の「池上駅」の弁当らしいのですが、
台北からはちょっと遠い(列車で4?5時間)ので、
今回は、台北に近い瑞芳(るぇいふぁん)駅の駅弁を紹介します。
台北から東部幹線の自強號(ずーじゃんはお、日本で言う特急)で約30?40分、
莒光號(じゅーぐわんはお・急行)區間車(ちゅーじえんつぁー)で約40?50分、
電車に揺られていると、目指す瑞芳駅に到着します。
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この駅は、千と千尋の神隠しのモデルになったといわれる九份に向かうバスが出ていたり、
天燈祭りで有名な平溪(ぴんしー)や十分(すーふぇん)に向かう
平溪線の列車が出発していたり、日本人観光客も多く利用しています。
駅に列車がつくとプラットホームで若いお兄さんが「便當~~便當~~」と、
声をあげて売り歩いていました。
日本では絶滅しかけている懐かしい光景が目の前に広がります。
ちなみに、瑞芳(るぇいふぁん)駅には列車は通常それほど長く停車しませんので、
列車に乗り続けながらホームで買おうと思ったら、
駅に着く前にドアのところまで出ている必要があります。
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早速、お兄さんからお弁当を購入。1個60元(日本円約180円)でした。
駅弁の名前は、「九份廣工鐵路便當(じょうふぇんぐわんごんてぃえるーびえんだん)」。
観光地・九份は、以前ゴールドラッシュでにぎわった鉱山の町なので、
この鉱山の工夫のお弁当をイメージした弁当のようです。
早速蓋をあけて食べてみましょう!!
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中身は、見ての通りです。
台湾の駅弁は、名前こそ違っていたりするのですが、
だいたいご飯の上に、豚肉と、キャベツの炒めたのと、煮玉子と…という、
このパターンのお弁当が多いです。
豚肉は、骨つきでちょっと食べづらかったりするのですが、味は結構おいしいですよ。
ホームランはないですが、ヒットや内安打っていう感じですかね。
三振はまずないと考えていただいてもいいと思います。
個人の味覚にもよるところなので、絶対とは言い切れませんが、
個人的には、日本の駅弁が1000円はすることを考えると、
この値段で、このボリュームであれば、十分満足できると思います。
さて、おなかも満たされたので、次回はここ瑞芳からバスに乗り、
観光地・九份に向かいたいと思います。
明日は、吉村君です。
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