『お客様にタダで来てもらいますか?(2)』

『お客様にタダで来てもらいますか?(2)』

こんにちは。のむらです。
RBCでは、年度末にプレゼン大会を行っています。
プレゼン大会では、ビジネスプランの発表を行います。
優勝すると、チャンピオンベルトを手にすることができますので、
あなたもベルト奪取に向けて、ぜひがんばってください。
今年は3月21日に開催します。
そこで、私は新規ビジネス立ち上げのコンサルティングを
生業にしていることもありますので、年度末に向け、
ビジネス企画についての
カンタンなチェックポイントを書いてみたいと思います。
本番まで、以下のトピックでいきます。
1.ビジネスアイディアが当たる確率は?
2.BtoC信仰が生み出すリスクとは?
3.あなたがそのビジネスをやる必然性がありますか?
4.儲かりますか?
5.お客様にタダで来てもらいますか?(1)
6.お客様にタダで来てもらいますか?(2)
7.オチは?
8.やりますか?
9.ビジネスの本質を端的に言い表せますか?
10.キャッシュフローはどうなっていますか?
11.楽ですか?
今回は6回目です。
■お客様にタダで来てもらいますか?(2)
今回もコストのお話を続けます。
タイトルは同じですが、前の話とは視点が若干違います。
例えば、
全国の大根の値段が100円だった場合に、
30円で大根を売るお店があるとします。
この場合、そのお店は1人勝ちになるでしょうか??
といえば、そうはなりません。
なぜなら、自分の家の前に100円のお店と30円のお店が
並んでいるのなら、30円のお店に行けば良いです。
しかし、
100円のお店は自分の家の前
30円のお店は電車で130円かかる隣の駅にある
となると、既に負けてしまいます。
特に、店舗型の事業では、重要なポイントです。
何かのついでに人が通るならまだしも、
人が全然通らない辺鄙なところで商売するとなると、
ちょっとの価格差では、お客様自身の輸送コスト(お金/時間/体力)
によって簡単に逆転が起こります。
辺鄙なところなら
固定費が下がりやすいというメリットはあるかも知れませんが、
それはあくまで、商売する側の言い分で、
お客様には全然関係がありません。
ネイルサロンなんかで、
「あの店より1000円安い」
と言っていても、往復の交通費が500円かかって、
移動時間がトータルで1時間30分
なんていう条件であれば、1000円安いというのは、
魅力ではないかも知れません。
ですので、価格設定の時には、商売をする側の原価だけではなく、
お客様が商品/サービスに到達するまでのコストもよく考えておく
必要があると思います。
もちろん、価格設定のみならず、そもそもの商品/サービスの設計にも
盛り込むべき視点でしょう。
プレゼン大会の前に、RBCへの会員登録もお忘れなく。
明日は友部くんです。

Nomura