チェーンメールのからくり

チェーンメールのからくり

みなさんこんばんは、吉村です。
先日「RH-B型の血液が不足し、3歳の子供が手術を受けられない」
という内容のチェーンメールが話題になり、ついに新聞沙汰になった事を
ご存知でしょうか?みなさんの所にもこのようなメール来ませんでしたか?
実はこのメール私の所にも回ってきました・・・(爆)
残念ながら、私の血液型はO型(よく言われないのですが・・)なので、この子
を助ける事が出来ません、、、とても悲しいです。
っと冗談はこのぐらいにして・・・結論から言いましょう!
騙されちゃダメです!!(前にも同じような事を書いたような・・・)
かつ誰にも転送しないで下さい!!※理由は後ほど
こういうメールが来るとついつい信じちゃう部分もありますが、冷静になって
考えれば、ありえない事です。
では、このメールを例に解説します。
まず、
?【RH-B型の血液が足りないから協力して欲しい】という事について
仮に自分の親しい人が××型の血液が足りない時に、果たしてメール使いますか?
私なら断じて使いません!!なぜなら他にもっと有効な策があるからです。
考えられる方法としては、
・病院なら館内アナウンス
・血液バンクへ問合せ
・警察に連絡・区町内放送
・テレビの緊急告知
・街頭テレビでの呼びかけ
などなど・・メールよりも遥かに広範囲で効果大の方法がたくさんありますので、メール打ちすぎて腱鞘炎になる前に、これらの方法を活用しましょう。
※ちなみに現在わが国では希少血液型(RH-など)確保にはちゃんとガイドライン(血液バンク・血液登録)があり、余程の事(伝染病・大災害)がない限り、絶対に足りなくなる事はありません!詳細はここ
?つぎに「何人に回してください」について
これは絶対にやめてください!理由は・・・意味ないかつ自分の首を絞めます。
Wikipediaのチェーンメールの項目に、
5人に回せというチェーンメールを送った場合の試算があるので、引用します。
・発信源は1人
・5人に送るという指令
・受け取った人が必ず5人に送り、発信源も5人に送る
・一人が受け取ってから転送するまでに1時間かかる(実際は数分程度と思われる)
・範囲は日本国内
・日本人全員が必ず一つの通信手段を持つ
・同じ人が二度以上受け取ることはない(ただし最後の1時間は同じ人が二度以上受け取ることもあるとする)
この場合、最初の一人が送り始めてから11時間で日本人全員に広まることになる。(11時間目には2億4414万0626人(うち一人は発信者)に広まる計算となり日本の人口を超える。)
この様な事が頻繁に起こると、メールサーバーに多量なトラフィックが発生し、
最終的には機能しなくなります。
なので、××人に送ってくださいって来ても、実際送信せずにイメージで送信してください。(笑)
では、チェーンメールかどうか判らない時はどうしましょう?
いくつか方法をご紹介しますので、是非活用してください。
1.深呼吸しましょう!(慌てないこと!)
2.文章をじっくり読みましょう!
  (本当にお困りなら、もっと詳細な情報が載っているはずです!)
3.確認しよう!(人に転送する前に、必ず正しいかを検証つまり裏を取る事!)
4.調べましょう!(現在社会において、情報ほど速い物はない!)
5.どうしても送りたい人は、、ここに送りましょう!
  (メールの受け取り先を10個提供してくれてます!)
6.忘れましょう!(ご縁がなかったという事で・・・)
いかがですか?
情報が氾濫している現在において、何が正しいか何が正しくないかなど、
本当に判断しにくいですね。
だからこそ、物事を正しく判断できる力を常日頃養って、情報に惑わされないでください。
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明日は野村さんです。お楽しみ!

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