『金の斧』

『金の斧』

こんにちは。のむらです。
少し前の話ですが、気になったこと。
イソップ物語の「金の斧」ってどうなのよ?と(笑)
あらすじですが、
こちらにありますので、知らない方はどうぞ。
この話を考えると、色々と気になる点が。。
■正直なきこりはホントに正直なのか?
⇒正直なきこり(以下、きこりA)は、めでたく金の斧と銀の斧を
 ゲットしたわけですが、斧をゲットしたのは、
 「正直なお前には、全部やろう」という理由からだったので、
 「正直に話したら、斧がもらえた」という話のはずです。
 もしそのことを、後で真似したきこり(以下、きこりB)に
 「正直に」話していれば、きこりBだって、金の斧と銀の斧が
 もらえたはずです。
 これは、きこりAの陰謀なんじゃないかと?
 それで、同業他社(この場合は、「者」ですかね)を蹴落とす。。。
 なんて計算をしていたら、かなり悪い人です(笑)
■正直/嘘つきがポイントの話なのか?
⇒この手の話の教訓は、時代や場所によっても異なるので、
 一概には言えないのですが、一応は、
 「正直者には良いことがあって、嘘つきには悪いことがある」
 という話だと解釈されているように思います。
 その前提ですが、
 きこりBに注目してみたいと思います。
 きこりBが普通の斧さえも失ってしまったのは、
 「嘘をついたから」ということになっていますが、
 そもそも、上述の通り、
 「金の斧を手に入れるための最も重要なポイント」
 を押さえていなかった、という点が大きいです。
 ここで思い出されるのが、
 「成功者は講演等で一番大事なことを言わなかったりする」
 ということ。
 これについては、色々な講演やセミナーに行くと
 分かるかと思いますが、実際、そんな感じです。
 ただ、この事象については、私としては2つのポイントがあると
 思っています。
 ?成功者にとっての成功要因は、成功者にとって常識過ぎる
  ⇒成功している人は、「成功している人」なので、
   その人の目線で見た「成功要因」というのは、
   全てが常識です。(成功者にしてみれば)
  ⇒なので、あえて「成功できない人」との違いを
   比較してみなければ、「何が成功要因か?」は
   よく分かりませんし、
   大体、そんな面倒なことを成功者がやるかと言えば、
   おそらくは、Noだと思います。
   (聞けば教えてくれますが、聞かないと何も教えて
   もらえません。)
 ?成功要因は自分で気づくべき
  ⇒?とは前提条件が変わりますが、成功者が「成功要因」を
   自身の中で十分に分析している場合、
   では、なぜ言わないのか?
  ⇒それに自分で気づけない人は結局成功しないから、
   話す意味が無い。
と、これらを踏まえた上で、きこりBの話に戻ると、
「きこりBが成功要因を気づかなかった話」
にも見えます。(もはや、正直とかそういうレベルではないw)
■金の斧と銀の斧をゲットしたのは、喜んで良いことなのか?
さて、妄想はさらにエスカレートします。(笑)
大前提として、この話では、
「金の斧と銀の斧をゲットするのは嬉しいこと」
となっていますが、その点を疑ってみました。(笑)
そもそも、
きこりAがなぜ金の斧や銀の斧を持っていなかったのか?
シンプルに考えれば、「買えなかったから」なんですが、
これを仮に、「きこりAの事業規模では買えない」と
解釈してみましょう。
となると、きこりAが金の斧と銀の斧を持つのは、
明らかに「事業規模に見合わない資産」です。
もう一歩、妄想を膨らませると、
きこりA・きこりBが出てくる話なので、
きっとこの国(もしくは自治体)は、林業がメインなのだろう、と。
となると、斧というのは課税対象になりやすいんじゃないか?
と考えるわけです。
で、仮に課税対象だとすると、
きこりAは、税金で苦労するんじゃないでしょうか?(笑)
(元々、きこりAの事業規模だと「普通の斧」だったので、
これは大変です。w)
こんなことがちょっと前に気になったことです。
同じように、他の話についても、妄想を膨らませると
楽しそうです。
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明日は、名倉くんです。

Nomura