日本において新卒採用の就職活動を楽にするための学生生活

日本において新卒採用の就職活動を楽にするための学生生活

こんにちは。のむらです。
前回、日本において新卒採用の就職活動で大企業に入る方法というのを書いたところ、複数の方から面白がって頂きました。
これは新卒採用で大企業に内定する話について書いてみたのですが、
そもそも、就職が楽になる大学生活というのはあると思います。
ということで、それについて書いてみます。
前回はどちらかというと大企業の話ですが、今回はもう少し汎用的です。
例外があるとしたら、外資系の投資銀行とかは例外になると思いますが。。
さて、前回にも触れた通りで、日本の新卒一括採用は基本的にはポテンシャル採用です。
そのポテンシャル採用の現場で評価を得る方法が前回の話でしたが、
それは実はあまり戦略的とは言えないんですね。
準備の仕方について考えたものの、マクロに見れば付け焼き刃の域を出ないです。
戦略というのは、そもそも「戦いを略す」わけですから、
いかにして戦わずして勝つか?を考えるのが、戦略的なわけです。
つまり、エントリーシートを出して面接を受けて、、、と、
大多数の学生が行う活動をしている時点で既に戦略的ではないわけです。
では、自分がどういう学生であれば、この大多数の学生と同じ行動をしなくて済むでしょうか?
就活市場において、上記のような「フツーの就活」をしない学生というのが、
実はたまにいます。
ひと言で言うならば、「自分で会社にアクセスしなくても、会社のほうから自分を採りにくる」
という学生です。
こういった学生を大別すると3つに分けることができます。
1.家柄がすごい
2.研究者としてすごい
3.ビジネスパーソンとしてすごい
それぞれについて解説してみます。
1.家柄がすごい
これは、親が大企業の大株主です、とか、
親が大御所俳優です、とか、
実家が取引先の多い家族経営の企業です、とか、
大物政治家の子供です、とか、
省庁の偉い人の子供です、とか、
そういうパターンです。
企業の立場で考えてみると、優秀な営業マンを何人か育てるよりも、
こういう学生を人質として採っておいたほうが、
明らかに売上に貢献するわけですね。
いわゆるコネ採用というやつですけど、
これはとても合理的な営業手法のひとつなわけです。
たまにコネ採用を悪く言う人もいますけど、
企業経営の合理性を考えれば、
コネ採用を悪く言う理由は無いとおもいます。
(当人が仕事ができるかどうかよりも、当人が社員でいることに価値があるので。。)
とはいえ、私もそうですけど、
何のコネにもならない家柄でしたので、コネ採用には縁がありませんでした。
庶民がこの方法をつかうのは、
しかるべき家の養子になるとか、
結婚して家に入るとかになると思います。
そこまでのパワーはありませんが、
しかるべき人の愛人になるというのも方法としてはあります。
2.研究者としてすごい
次に、研究者としてすごいというパターンですが、
これは理系あるあるで、研究室の研究テーマの繋がりなどで、
企業が研究員として採用するパターンです。
ノーベル賞を取った論文の3割位を実は自分が書いてた、
なんて学生にも会ったことがありますが、
そういう学生は企業が採りに来たりもします。
ですので、学業優秀、
すなわち、大学における活動を本当に極めていけば、
就職活動をしなくても企業には入れるものです。
ただし注意が必要なのは、ここでいう学業優秀のレベルは、
成績表がどうのこうのという話ではなくて、
就職活動をする必要があるかないか?
です。
就職活動をする必要がある時点で、このレベルでいう
学業優秀、ではないのです。
ちょっとテストの成績が良いとか、
そういうレベルの話ではありませんので、
そこは勘違いしてはいけません。
3.ビジネスパーソンとしてすごい
そして、「ビジネスパーソンとしてすごい」という話です。
おそらく、
家柄も大したことない、
その上、学業優秀でもない、
(「そもそも学問をやるための場」
という意味もわからずに大学に入ってしまった)
という人は、この選択肢くらいしか就職活動を避ける方法が無いかも知れません。
ビジネスパーソンを二分法的に分けると、
・営業
・開発
に分けることができます。
営業というのは、ざっくりいうと、
「売上をつくりだすこと」
です。
開発というのは、ざっくりいうと、
「モノやサービスをつくりだすこと」
です。
これは必ずしも両方に適性があるとは限らないので、
人によりけりですが、
要は、このどちらかにおいて、既に社会で実績を出してしまう
ということです。
営業サイドでいうと、
例えば、
「会社をつくって、何かしらの仕事を受注して、
それでサラリーマンの平均年収くらいで何人かが食えるようになっている」
という実績があれば、そもそも就活したいとも思わないかも知れませんが、
仮に、「新卒でどこか入社しようかな」と言えば、
まぁ、何社かは採りに来るでしょう。
これは、学費や生活費も稼げるので、
正直、就活という目標も魅力が小さすぎて霞んでしまいそうですが、
比較的平等に与えられた選択肢です。
開発サイドの場合は、
「お客様からちゃんとお金を頂いて納品物を制作する」
という経験があると思います。
プログラミングや各種クリエイティブ等、
自己満足でつくるのではなくて、
「顧客がいる状態で納品をする」
というのがひとつあります。
もうひとつは、請負型ではなくて、
自分でつくったサービスを育てていく、
というのもあります。
いずれにしても、自分がアウトプットを出すために必要な技術が、
「一般的に社会で通用するレベルにある」
となっていることが重要です。
スポットで1回2回とかならすぐでしょうが、
大事なことは、「仕事が継続的に来るかどうか」です。
「仕事の報酬は仕事」という言葉もありますが、
顧客が満足する仕事をすれば、次の仕事なり、
紹介による新しい仕事なんかが来たりします。
少なくとも、「就職しなくても食っていける」という水準を超えていれば、
就職しなくても済みます。笑
また、逆説的ではありますが、この水準であれば、
就職活動をしなくても就職できるようになります。
ちゃんとやっていれば、
「大学出たら、うちにおいで」
と言ってくる会社が何社かはあるでしょう。
これまた、誰にでも平等にチャンスがある方法です。
ただ、制作系でひとつアドバイスをするならば、
「そもそも食える仕事なのか?」
は確認してから始めたほうが良いと思います。
例えば、趣味でやっている人が多すぎる分野だとすると、
「食えるようになる」のハードルはかなり上がります。
歌とか写真とかイラストとか、趣味でやっている人が多すぎて、
しかもその中で食えてる人の割合が少ない分野は、
そもそも投下時間に対するリターンが悪すぎるので、
余程の才能が無い限りは、趣味にしておいたほうが無難だと思います。
逆に、そういう分野で稼ぐ仕組みをつくれる人の適性は、
営業サイドだと思うので、そっち側をやったほうが良いと思います。
こういう話を書くと「授業があって忙しい」とか言う人もいるかも知れませんが、
振り返ると、そういう人は高校の頃は塾があって忙しい、とか、
中学の頃は部活があって忙しい、とか、言っているように思います。
しかし、後から振り返るとそうでもない、、と。
もっというと、就職してから何かに挑戦しようと思ったら、
「平日は会社にいないといけないから忙しい」
と、全く同じことを言うことになります。
他人に決められたスケジュールで他人の人生を生きるのではなくて、
自分でスケジュールを決めて自分の人生を生きる、
というのが実は第一歩かも知れません。
ただ、こういう話をすると、
手がかりが無さすぎて、どうやって仕事をつくれるか分からない、という人も
いるかも知れません。
理想をいうなら、それを考えるのが最初の仕事なのですが、
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