こんにちは。のむらです。

ちょっと前に、「仕事に何を求めるか?」という質問に対して、
考える機会がありました。

余談ですが、ある質問を受けた時に、
あれこれと思いつきで答えるのも良いのですが、
理解を共有するためには、思考プロセスを見える化するのも
大事なことだと思います。

だいたい、議論が最後は好き嫌いでまとまらなくなるのは、
論点や論拠が共有できていないからです。

そういう意味では、スムーズな議論をする際にも、
思考プロセスを見える化するというのは、
良いことだと思います。

話を戻しまして、、、
「仕事に何を求めるか?」
という質問に対して、最初に思いついたのは
「お金」
でした。

会社を経営していれば、
「資金繰りが社長の仕事だ」
とか
「経営者にとって命の次に大事なものがお金だ」
なんて言われることもあります。

これらの話は確かにそういう面があります。

会社経営というのは単純化すると
「資金ショートしないように活動する」
というルールしかないとも言えます。

そこで、「お金」というのが、どういう位置付けなのかを考えてみました。

その際に、「求めるもの」というのを4つに分割してみました。

  自利
   ↑
有形←→無形
   ↓
  利他

と、この4つの象限にしてみました。

自利:自分を幸せにする
利他:自分以外を幸せにする
有形:目に見えるもの、定量化できるもの
無形:目に見えないもの、定量化が難しいもの

という分類です。

これを描いてみると、
お金というのは有形なものです。

自利なのか利他なのかというと、
自分のためにつかえば自利ですが、
自分以外のためにつかえば利他です。

ということで、マトリックス上は有形のエリアであり、
自利と利他の境目に位置するだろう、ということになりました。

次に、セットで思いついたのが、「信用」です。

他者に信用されるというのは、自己満足でもあり、
他者にとって有用な人間であるということでもあり、
これまた、無形ではあるものの、自利と利他の境目に位置するだろう、と。

この並びを見ていて、今更ながらですが、
「お金」と「信用」が表裏一体であることを理解しました。

よく、「儲け」という漢字から、
「信用ある者が儲ける」
という話がされることがあります。

信用があるからこそ何らかの取引が生まれる、
というのがそういうことでしょう。

一方で、お金が信用に変わることもあります。

お互いが定性的な部分では信頼関係が構築できていないという状況の場合、
ある程度の規模のお金をもって、信用に変えることも可能です。

例えば、自分が仕事を受ける側の場合に、
「よく知らない人だから、信用できるか分からない」
「ホントに支払いをしてくれるだろうか」
みたいな疑念が残る場合があります。

私もなんだかんだでそろそろ丸9年くらい会社をやってますので、
過去に騙されたことも一度や二度では無いです。

ただ、騙されたパターンを振り返ってみると、
結局はお金以外の何かを信じて騙されたケースが多い気がします。

一部上場企業の会長が言うんだから、ハシゴを外されることも無いだろう、とか、
スタンフォード大学出身だから大丈夫だろう、とか。。

もちろん、痛い目に遭うことで、
次に同じ人を信用することは無いと思いますが、
上記のようなケースでは、肩書を信用してしまったわけですね。

結果的には、どちらもお金的に損をしているので、
信用してはいけなかった、という話なんですが、
仮に、「この仕事に対してはこのくらいの予算(評価)を考えている」
という話を聞くだけではなく、
「ただし、今度は私もあなたを信用していないから、半分だけ今支払う」
と言われたら、
お互いが信用を無駄に探り合うことなく事が運んだように思います。

けっこう、無駄な詮索無しに良好な関係が築けているパターンは、
これが多いように思います。

炎上した開発案件の火消しを頼まれた時なんかは、
お金的にはそういうことをしていても、
もっとやるべきことがあったのをすっ飛ばしていたために、
発注者も受注者も不幸になっているケースもありましたが。。。
(そういうことが起こらないように最初から呼んでくれれば良かったものを、、
と思いましたけど。まぁ、それはまだまだ私の評価が足りなかったのでしょう。苦笑)

ですから、お金を払うという場合にも、
払うタイミングや払う内容によって、
他者との信頼関係が構築できることもあるわけです。

無形ならば信用であり、有形ならばお金
というのが資本主義の世の中における原則であろう、と。

近年言われるようになった
評価経済社会というものの見方も、実はこの一方からの見方にも思えます。

ですから、経済原理として新しいものが出てきたというよりは、
視点を移してみた、というほうが個人的にはしっくり来ます。
(裏を返すと、評価経済というのは別に新しい原則が生まれたのではなくて、
原理原則としては既に成り立っていた、と。つまり、ちっとも怪しくないんじゃないかと。
逆に、安易に否定するほうが、旧来型の経済原理の本質を見誤っているようにも思います。)

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