こんにちは、IT大好きnocchiです。

今年はバズワード、”fintech”について
度々触れていこうと思います。

◼︎アベノミクスで変わった経済状況
先週金曜日、日銀決定会合にて「マイナス金利」の導入が発表されました。
公示文書はこちらから。

2%の「物価安定の目標」と「マイナス金利付き量的・質的金融緩和」

安倍政権開始後の日経平均株価の上昇について、
「アベノミクス」という言葉が随分と浸透しましたが、
実態は黒田日銀総裁が打ち出した2%インフレータゲティングや国債購入、
俗に言う「量的・質的緩和」が背景にあります。

アベノミクスという言葉自体は第一次安倍内閣でも使用されていましたが
現在使われている文意では第二次安倍内閣からの政策を指す、と言われています。

2012年12月26日に誕生した第二次安倍内閣。
当時、内閣期待から買われましたが、それでも同日の日経平均引値は10,230円。
ドル円のTTMもおよそ85円前後でした。

それが今ではどうでしょう。
2015年12月末時点で、日経平均は19,070円83銭、
ドル円は120円前半(東京引値)まで、株高円安が進みました。

株と為替も経済へ影響を与えますが、今回「金利」に焦点が当たっています。

長期金利の代表指標と言われる10年国債の利率は、
2012年12月26日時点で約0.70%、2015年年末は0.265%。
債券は価格と利率が逆相関となるので、利率が下がっているということは価格が上昇しています。
すなわち需要がある…さあ、誰が買っているのかというと…?

実際はこの金利が下がることで、企業向けの事業投資用融資であったり
個人向け住宅ローンの金利が下がり、投資・消費が増加することで
資金回転率が上がり、企業の生産性が上がると株高債券安に是正をされていく…という施策です。

◼︎欧州でマイナス金利が導入された時にはどうなったか
定期預金をしたことがある人は想像しやすいと思いますが、
通常、お金を預けると、期間や金額に応じた金利がつき、満期時に返戻されます。
100万円を1年もの定期1%で運用したら、1年後に101万円が戻って来るのですね。
これがマイナスになるということはすなわち、お金を預けると金利分お金が取られるということです。

今回発表がありましたが、個人預金に対してはマイナス金利は適用されない方針とのことです。
銀行が、顧客から預かったお金を日銀の当座預金に入れているのですが、その金利がマイナスになるのですね。
銀行は、せっかくのお金が目減りしてしまうのであれば、貯めて置かずに
融資などに励むようになるだろう…というのがざっくりしたマイナス金利の意図です。
もちろん、短期金利はインターバンクから市場に波及していくので、長期的に金利が下がる効果も見込めます。

欧州では、実際に顧客預金金利がマイナスになる現象が発生しました。
スイス金融大手UBSが顧客大口預金へ-3%金利を課すなどの事象が
ユーロ圏、スイス、スウェーデン、デンマークで見られました。
(大口は大体億単位であり、日本においては元本保証の観点からも預金保護対象外にはなります)

ここで何が起こったかは、東短の加藤さんがさっそく寄稿されていらっしゃるので
ぜひこちらをお読みください。

◼︎今回、実際にどんな影響が起きたか?
業種別で影響を見るには、株の乱高下を見るのが一番わかりやすいです。
年初来、19,000円から16,000円台まで下げていた日経平均。
原油安、中国景気減速が響き、せっかくの緩和効果が打ち消され、
注目されていた中での決定会合でした。

今回、マイナス金利発表後に騰落率が大きかったのは、
上昇した不動産株と、下落した金融株。
銀行業務については、上記の通り経営圧迫となるための下落。
一方で、土地・住宅を購入し販売する不動産会社は上昇。
顧客が住宅ローンを借りやすくなるということも大きいです。
fintech注目株「ZUU」の記事もご参照ください。

◼︎おまけでfintechなお話
なお、今回の決定会合にあたり、
国内証券大手・野村証券と、クレディスイスグループは
人工知能により予想をしたとの記事がBloomberから出ています。
テキストマイニングによる統計ですね。。

今回の予想は「据え置き」。
機械の予想も裏切った黒田総裁、真のサプライズバズーカ、でしたね。

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