007とスターウォーズに見る「メディアの収益性」

007とスターウォーズに見る「メディアの収益性」

こんにちは。
IT大好きNocchiです。
話題沸騰のStar Wars Episode7, Force Awakenと、
007 spectreを見てきましたのでレビューを。

⬛︎100%ルーカスを踏襲したエイブライムス

アバターを塗り替える勢いで観客動員数を増やしているSW。
ルーカス監督がDisney pictureにスターウォーズを売却し、
監督もJ.J.エイブライムスに交代して初めてのエピソードとなりました。
今回、収益底上げを図っていると思われるのが「複数の視聴方法」。
新宿TOHOシネマズでも、
Dolby Atomos(劇場天井にもスピーカーが設置され臨場感ある音が楽しめます)
IMAX、3D、4Dなどが用意されています。
今回は作成段階からIMAX3Dを意識していたとのことで、
一回目はIMAX3Dで鑑賞しました。
あのサングラスのようなメガネをかけるので、つらいかな…と思ったものの
15分もすると3Dに慣れてきます。
内容としては、旧三部作のメインキャスト、
ハンソロを演じたハリソンフォードを始め、
ルーク、レイアともに実際の俳優さんを起用したり、
BB-8という新しいキャラクタを登場させつつ、C-3POやR2-D2、チューバッカなど
過去のキャラクタも大切にして、過去のファンからも不満が出ないような作りになっていました。
エイブライムス監督お得意のCGも美しく、内容や戦闘シーンもルーカスフィルムを
きれいに踏襲(といったら失礼かもしれませんが、少なくとも100%以上のもの)
して作成されていました。
さすが!の一言。
大満足で鑑賞を終えましたが、一緒に行った人は「007の方が好き」とのご意見。
まぁ、たしかに、star warsはドンパチ大好きな男の子向けの
ジュブナイルっぽい要素も多分にあるし、我々の年代には007の方がたしかに合うかもね、
ということで、昨日は007 spectreを見てきました。
(007シリーズもだいたい見てます)
⬛︎圧倒的にストーリーも映像も大人っぽい007
メキシコシティ、死の祭りからスタートする007。
カメラワーク、トンマナ、キャスティングから衣装まで、
あ〜これこれ、ダニエル=クレイグのシリーズは
イギリスを意識した、このスモーキーな雰囲気が
堪らなく良いのよね、とオープニングからうっとり。
(タコはちょっとどうかなぁ・・・)
前任のピアース=ブロスナンほどチャラチャラした男性像ではなく笑、
真性の色男を素で?演じるダニエル。素敵。
今回は結構女性に手を出してましたね笑
ロケもMI6の拠点ロンドン、イタリア市街でのカーチェイス、雪山・・・と
とにかく、景色が美しくて・・・
CGで魅せるstarwarsとは好対照。
⬛︎正直、個人的には007に軍配。でも・・・
個人の好みもあるのでしょうが、映画としては007の方が好きでした。
しかし、映画館で何回も見たいか?IMAXで?3Dで?というと
アトラクション感の強いStar Warsに軍配。
DVDの売り上げは、自宅にテレビ環境のある人に限られてくるので
今はそれほど期待しにくそうなので、最終的な売り上げは
映画館上映と関連グッズの販売やイベント開催で決まりそうです。
どちらの作品も、パソコンやスマホで見ても勿体無いことこの上ないですし。
(ストーリーを追えばいいという作品ではどちらもないので。。)
作成費用やロケの大変さで比べると、007の方が上なのでは?と思いつつ
評価され、収益が上がるのはStar Wars。
なんだか、いいやら悪いやらながら、
万人受けして、きちんとお金を落としてもらえるものが
結局、金銭面では上回るのよね、という、メディアの悲しさを見た気がしました。
宮崎駿監督やルーカス監督が苦しんだのもここですね。
小規模でも熱狂的ファンを作る作品を作り続けられた方が
クリエーターというのは、実は幸せなのかもしれません。
とはいえそれでも
全世界の人と話が通じるほどファンを作り上げたStar Wars、すごいです。
ディズニーの哲学に通じるものがありますね。
明日は鈴木くんです。
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