第146回ビジネスクリエーターズLiveレポート『ライフネット生命出口会長と一緒に考えよう!変化する世界・日本でこれからどう働くべきか』(2016/8/6実施)ゲスト:出口治明氏
こんにちは。スタッフこばめぐです。
2016年8月Liveでは
株式会社ライフネット生命保険株式会社
代表取締役出口治明氏をお招きしました!
出口氏がLiveでお話しされた内容の一部をご紹介します。
≪第146回ビジネスクリエーターズLive≫
『ライフネット生命出口会長と一緒に考えよう!
変化する世界・日本でこれからどう働くべきか』
実施日:2016年8月6日
ゲスト:出口治明氏(ライフネット生命保険株式会社代表取締役)
【ゲストプロフィール】
出口 治明 氏(ライフネット生命保険株式会社 代表取締役)
1948年三重県生まれ。
京都大学を卒業後、1972年に日本生命保険相互会社に入社。
企画部や財務企画部で経営企画を担当するとともに、
生命保険協会の初代財務企画専門委員長として、
金融制度改革・保険業法の改正に従事する。
ロンドン現地法人社長、国際業務部長などを経て、同社を退職。
2006年に生命保険準備会社を設立し、代表取締役社長に就任。
2008年の生命保険業免許取得に伴い、
ライフネット生命保険株式会社を開業。
2013年6月より現職。
■未来をよくするために必要な3つのこととは?
1.こどもたちをたくさん産んで、次の世代をきちんと育てること
こどもたちや赤ちゃんがぼくたちの未来。
現在の日本では、
小さい子供の7人に1人くらいが貧困にあえいでいる。
ほとんどがシングルペアレント。
これを放置するこの国は、大問題を抱えている。
どんな社会でも子供を大切にしない社会には未来がない。
2.いい仕事をすること
昨日と同じことをしていたら進歩がない。
工夫してちょっとでも仕事の生産性を上げること。
能率を上げていい仕事をすること。
3.良いリーダーを選ぶこと
昔、監督がアホやから野球ができへんと言って、辞めた選手がいた。
どんな社会でも、リーダーは大事。
リーダーがアホだと変な方向にいってしまう。
だから、投票率を上げて、少しでもいいリーダーを選ぶ。
これ以外に社会を良くする方法はない。
ドイツでは、投票率7割を切りそうということで、
民主主義の危機と意識している。日本とはえらい違い。
投票率が50%台だと、
後援会を持っている人や組織票を持っている人しか通らない。
つまり政治に新しい血が入らないので、
社会がダメになる可能性が高まる。
■世界をきちんとみるために必要なこと
1.タテ軸ヨコ軸で考える
タテは昔の人はどう考えたか?
ヨコは世界の人はどう考えたか?で考えていくことが大事。
例)源頼朝と北条政子は夫婦で鎌倉幕府を開いたと習ったので、
素直に理解すれば、日本は夫婦別姓の国。
全世界を見渡しても、夫婦同姓の国は先進国では一国もない。
ということは、夫婦別姓のような考えは、
日本の伝統にあわないとか、 家族を壊すとか言っているおじさんおばさんたちは、
イデオロギーや思い込みで言っているだけで、
あんまりタテヨコで勉強していないなということはすぐにわかる。
2.数字・ファクト・ロジックで考える
データで判断することが大事 。
アベノミクスは成功か失敗か?
IMFが発表した今年の経済見直し(GDPの実質成長率)を見れば すぐにわかる。
アメリカは2.2%、ユーロ圏は1.6%、日本は0.3%。
数字を見れば一目瞭然。
■「飯・風呂・寝る」から「人・本・旅」へ
女性にアンケートをとると…
6~7割の日本の男性は家事・育児・介護をしてくれない。
2,000時間も働いているせい。
6時に帰って、たくさん人に会ったり、たくさん本を読んだり、
たくさん遊びに行って、経験を積むこと(旅)で、
たくさんのことを学び、いい仕事に繋げる。
興味の幅を広げていかないと、良いアイデアも生まれてこない。
■これからの仕事は無減代
6時に帰るために、この仕事は本当に必要なのか? を徹底して考える。
無くすあるいは減らすことはできないか?
働き方の改革(生産性の向上)は、上司も部下も、
「無(無くす)減(減らす)代(代用する)」を、
徹底的に考えることから。
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※その他詳細は、完全版レポートに収録されています。
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参加者から質問が多く寄せられ、
出口氏は、シンプルで明快な答えを下さいました。
非常にわかりやすいお話しで、満足度の高いひとときでした!
このあと、ゲストも交えてランチもご一緒しました☆
ゲストとの直接の交流や参加者同士の交流も活発です。
参加者にしか得られない貴重な体験をするために、
ぜひ継続してご利用ください。
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