Daily Archive 2017/04/14

日本において新卒採用の就職活動で大企業に入る方法

こんにちは。のむらです。
最近、街を歩いていると、リクルートスーツを着た、
いかにも就活中です、という方を見かける機会が多いです。
就職活動自体が趣味や生き甲斐という方であれば、
好きなように好きなだけやれば良いと思いますが、
就職活動は企業に内定する手段だと考える方の場合は、
最小限の労力で最大限の効果を出したほうが幸せだと思うので、
そのあたりの話を書いてみたいと思います。
もし、身近に就活中の学生さんがいたら、よかったら教えてあげてください。
それでは始めます。
まず、世界的に見ても珍しい、新卒一括採用というシステムが、
日本にはあります。
これ自体が珍しいというのを自覚するのがまずはじめの一歩でしょうか。
普通は、企業の使命や役割があり、事業があり、事業があることで、
仕事があります。仕事があるということは、必要な職能が定義されるわけでして、
この必要な職能を持つ人が採用される、というのが世界的には普通の話です。
ただし、日本にはこれとは違う、新卒一括採用というシステムがあって、
職能が無いにもかかわらず、とりあえず雇ってしまいます。
このシステムの是非はとりあえず無視するとして、
職能が無いにもかかわらず、雇う、というのが重要なポイントです。
そうなると、新卒一括採用をしている企業としては、
応募者のポテンシャルを判断するしかありません。
ポテンシャルという曖昧なものを判断しなければならないので、
判断の属人化もしますし、守りに入った判断もします。
判断する側も所詮はサラリーマンなので、挑戦よりも失敗を避ける傾向が強かったりします。
特に大手になるほどその傾向があります。
多数派の学生は大手企業が好きだそうなので、(これはこれで夢も希望もない話ですが)
まずは、こういう人が判断をしているのだということを理解する必要があります。
なので、とりあえず何でも良いから大手に行きたいのであれば、
そもそも大学をMARCH以上にしておくのも残念ながらとても有効な対策です。
(じゃないと足切りにかかってしまいます)
ただ、もう就活生になってしまって、今更言われても困る、という人もいるかも知れないので、
以降の話を参考にしてください。
さて、日本の新卒一括採用においては、最終的には
「面接」
で内定が決まったりします。
エントリーシートで足切りをしたり、筆記試験で足切りをしたり、
という過程はありますが、最終的に内定が出るかどうかは、
面接で決まるのですね。
なので、もし私がFランク大学の学生で、大手企業に入りたいというのであれば、
普通の就活についてはエントリーをしまくって、足切りにかからなかったところの
面接をがんばる、というスタンスになるでしょう。
(もし女子に生まれていたら、会長の愛人になるとか、
もっと確実な方法を考えるかも知れませんが。。)
さて、面接で大事なことは何でしょう?
相手に「ポテンシャルがある」と理解させられるかどうかの勝負なわけですから、
まず、話を2つに分けて作戦を立ててみましょう。
1つは、分かる話をする、
2つは、信じてもらう、
です。
分かる話をするには、自分に対する思い込みを捨てる必要があります。
全ての就活生の言い分を抽象化すると、
「私には雇うだけの価値があります」
という話を全員がしているわけです。
しかし、言ってることが分からない話をしていると、
「私を雇ってください」
「私には価値があるかどうかよく分かりません」
という発言になっている場合があります。
こうなってしまう典型的なパターンは、
「自分の強み」というのを抽象度の高いところで考えているのが原因です。
「協調性がある」「前向き」「向上心」だとか、
そういう粒で自分の強みを考えて「自己分析」とかをしちゃうわけです。
正直、これは何の分析にもなって無くて、だいたい、「あなたの強みは?」と
聞かれることはそれまであまりなかったと思うので、
その時に出てくる抽象度の高い回答は高い確率で「本人のコンプレックス」
だったりするんですね。
「前向き」とか言いながら、ちょっと難しい質問をされると落ち込んだり
ヒステリックになったり、、、と、全く矛盾してたりしますが、
これはただ単に「気にしていること」だから思いつくだけなんです。
ということで、自分の強みを見つける時には、
過去に行った具体的な行動をこれでもかと具体的に洗い出します。
初対面の人がその文章を呼んだだけで誰にでも分かる再現ドラマ映像がつくれるように、です。
時間がないので結論だけ書きますが、
「具体」というのは突き詰めると必ずオンリーワンになります。
(なぜそうなるのかは、頭をつかって考えてみてください)
そうやって洗い出した具体的な行動の動作動詞に下線を引いてみます。
で、「この下線部から考えられる強みを書きなさい」
と、国語の試験みたいな問題を解けば、話すべき内容を決まります。
オンリーワンで根拠のある行動から導き出された強みですから、
話す時には矛盾や齟齬、違和感が無いわけです。
日本語が通じる相手であれば分かる話に仕上がるわけです。
(ここまで到達していない就活生も多いので、これでそこそこの倍率の企業なら
いける気がします)
次に、相手がその話を信じるかどうか?という話があるのですが、
実は、上記の準備をしていれば、信じてしまうのですね。
というのが、私が「トランプ大統領に会った」と言っても、
誰も信じないかもしれませんが、
何も言わずにトランプ大統領と一緒にいる写真を見せれば、
信じざるを得ないです。
要は、人が何かを信じるかどうかというのは、
自分の頭のなかでそれが映像化できるかどうか、というところにかかっています。
これは悪用すれば詐欺師になれますが、
相手の頭のなかに絵を描く作業というのが、
人に何かを信じさせるということです。
というわけで、
ここまで色々と述べてきたものの、
「行動を詳細に洗い出す」
くらいしかそれっぽい話が書いてありませんでしたね。
そうなんです。これが出来てれば楽ですが、
苦戦してる就活生の話を聞くと、まずこういうことが出来てない。
実は、ここまで出来ていればポテンシャルがあるという説得はできるわけですから、
だいたいどこに行っても困りません。
就活に限らずですが、
どういうメカニズムでそのゲームが動いているのか?
を理解しないと、すぐに迷子になります。
あと、OB訪問とかをするのに、
サラリーマン経験しか無い人のところばっかり行くと、
情報の幅が狭いというか、あとで困るかもしれないので、
もし可能であれば、
1.サラリーマン
2.個人事業主
3.経営者
4.投資家
の全ての話を聞ければ良いですね。
ただし、このアドバイスの危ないところは、
ねずみ講とかマルチ商法の人たちは、
自称「ビジネスオーナー」なので、
そういう勧誘に引っかかる可能性があることです。
彼らのような小作人が増えるとどうして儲かるのか?
どうやって増やそうか?
に考えが及ぶようになって初めてビジネスオーナーなんですけどね。
ナニワ金融道でも読んでください。
(ねずみ講で騙されるよりは全巻読んだほうが遥かに安いです。笑)
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