こんにちは。のむらです。

日々、色々なビジネスモデルを研究しているという性質上、
だいたい、一日に一個以上は、ビジネスモデルに関する話をしているような
気がします。

というわけで、今日も事例を取り上げてみます。

前回の話も、
いわゆるハコモノビジネスのお話でしたが、
今回も、ハコモノビジネスのお話です。

今回のお話は、ちょくちょく顔を出すバーのマスターに教えてもらいました。

いわゆる、ショーが見られるような箱ってけっこうありますね。

例えば、歌や演奏、ダンス等です。

ケースとして、歌い手さんが出てくるライブハウスというかそういう感じの飲み屋さん、
で話を進めていきます。

あるところに、そこそこ綺麗でそこそこ歌うのが得意なOLさんがいました。

ある日、飲み会の二次会で行ったカラオケに、
「音楽通」なるおじさまがおりまして、、、
「君、才能あるからプロになりなよー」
と言うではありませんか。

最初は「ホントかなー?」と思いながらも、
「今度、ここのお店で一曲歌ってみなよ」
と、言われるので、やってみることにしました。

とはいえ、あんまりアウェーな感じなのもキツいので、
会社の同期入社の仲間と、大学時代の仲間に声をかけて、
出演してみました。

実際に歌ってみると、まぁまぁ盛り上がりました。

とはいえ、お店はせいぜい30人くらいしか入りませんし、
自分の友達が全部で7人来ていたので、歌い終わったら、
久々に友達との飲み会です。

今度は、そのお店の店長が、
「君はいいねー、才能があるよ」
と言うではありませんか。

これだけ言われるということは、
もうちょっと本気でやったほうが良いんじゃないか?
と、
一緒にいた友達も、
「プロになるなら、今のうちにサインもらっとこうかなー」
とか湧いています。

それから数ヶ月。
彼女は、ボイストレーニングに通ったり、
プロが使用するような声の良くなるサプリメントを買ったりと、
プロみたいなことをするようになりました。

いつしか、OLでいることが負担になってきました。

考えた結果、OLを辞めて、歌一本でチャレンジしてみることにしました。

会社の上司も「一度きりの人生なんだから、がんばりなさい」と温かい言葉をくれました。

さて、彼女は会社を辞めて1ヶ月後、
いつしかのお店でデビューライブをやることにしました。

今度は、単独ライブです。

30人でいっぱいになるお店に、25人くらい彼女の友達や、
会社の先輩後輩が来ました。
あと、数名の「通」なおじさまがいて、お店は満員です。

数曲の歌の後は、
各テーブルを回って、乾杯を繰り返し、、、、、
けっこう飲んで酔っ払ってしまいました。

この手のお店に通っているおじさまには、
お褒めのコメントを頂きまして、
名刺も頂きました。

と、ここまでの流れというのが、お店のビジネスモデルなのですね。

どうやって成り立っているかというと、
デビューする新人歌手というのは、いくつかの役割があります。
まずは、お店のセールスマンです。
お店の席を埋めるために働きます。
また、追加オーダーで売上が増えるように、芸以外の接客も行います。

この後の話が悲しいオチになりがちなので、
デビューライブで話を終えましたが、
元々の知り合いだけでは、徐々に集客は落ちてきます。

そこで大事なのが、似たようなお店をウロウロしているお客様を
自分のお客にすることなのですが、
実は、
「このくらいのお店であれば、芸以外の接客もある」
ことを知っているおじさまたちだったりするのですね。

そういう人たちは、おそらくそう遠くないうちに
色んなことで困りそうな若い女性が出てくるのを待っているわけです。
ですから、お店にいったりするわけですね。
身も蓋も無い言い方をするならば、いわゆる恋活なのですね。

こういう人が一箇所に集まり、そこで水を売って儲けるという
水商売なわけです。

そのために、新人の発掘というのが常に行われておりまして、
「そこそこの」パフォーマーやアーティストさんが、
集客もやって芸+αでお客様の満足度を上げるというパターンになります。

お店を飲食業だと考えたら、
何を営業努力のポイントにすべきか?というのも違ってきそうなものですが、
新人の発掘に集中することで、それなりのビジネスが継続したりもするものです。

こうやってハコモノビジネスが成り立っている様子について、
詳しく教えて頂いたわけですが、
なかなか、うまいというか、まぁ、えげつないというか、
しかし、これはこれで仕組み化されているとも言えるなぁ、と
感心した次第です。

これは、もう少し抽象度を上げて考えてみると、
同じような構造のことが色々と起きているように思います。

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明日は野中さんです。