『コミュニケーションツールの進化』

『コミュニケーションツールの進化』

こんにちは。のむらです。
今日は、いつものシリーズではありません。
RBCの話シリーズでもありません。
コミュニケーションツールは日々、進化しています。
そして、進化する方法は一定の傾向があって、
→よりカンタンに受発信ができる
という風に変わっていっています。
道具の変化にそのような傾向が見られますし、
言葉の変化にもそのような傾向が見られます。
とは言いながら、
人間のほうは、けっこう変化や進化を嫌う習性があります。
ですから、
理論上は気持よくなっているはずなのに、
実際には気持ちよくなっていない。
そういうことはけっこう起こります。
私は、例えば、インターネットのサービスであれば、
日々、新しいものを探し、新しいものに触れているので、
新しいコミュニケーションのルールに適応するのは、
もう、職業病のようなものです。
ただ、それが必ずしも、みんなの日常ではありません。
そもそも、コミュニケーションというのは、
「情報を双方向で送受信することによって、
関わる人の感情をより望ましく変化させること」
だと思います。
この本来の目的を考えると、
新しいルールに適応できな人に対して、
新しいルールを持ち込んでも、
それはあまりうまい方法では無いのでしょう。
実際、技術やコミュニケーションのルールとして
先進的なモノやサービスというのは、
事業としてはイマイチであることが多いです。
例えば、某高性能ブログは、ITリテラシーの高い層には、
それなりに受けていますが、
しかし、大衆がつかう、商売的にうまくいっているブログと言えば、
技術的にはイマイチ、先進性としてはあまりクールとは言えないものであったりします。
ただ、商売としてはそのほうが良い。
広告の反応ひとつとっても、
ページのデザインを瞬時に「ここが広告枠で」
なんて、無意識的に判断してしまう層が相手では、
イマイチになるわけです。
商売的に見た時の、このような傾向は、また、
元をたどれば、「多くの人の感情」にたどり着きます。
技術的、思想的に優れているコミュニケーションツールや方法が、
必ずしも、多くの人にとって気持ちのよいものとは限りません。
そのようなことを意識すると、
いかに進んだ技術や設計思想であっても、
それが相手にとってどのように利用された時が
心地良いのかは、日々、研究が必要です。
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Nomura