内閣不信任案決議のマスコミ報道

内閣不信任案決議のマスコミ報道

友部です。
菅直人が首相を努めているが、
2日の昼間に、野党から内閣不信任案が提出された。
結果は、否決。
不信任案決議の投票の前に、民主党内代議士会での菅直人の
プレゼンがあり、そこで、震災復興と原発の収束メドを経て辞任する意向が示された。
そのアクションを受けて、年内の首相交代が約されたと見られ、
内閣不信任案決議の場においては、与党からの造反組は非常にわずかにとどまり、
大差で否決された。
この場で、菅直人が辞任した際に、誰が首相にふさわしいのかは、置いておく。
気になったのは、マスコミの報道。
「震災だけれでも、、」を枕詞で提示しながら、
不信任決議は是であり、「大量造反」によって、決議が可決され、
内閣総辞職か解散になる、
という報道の仕方が多かったように、
個人的には感じる。
でも、結果は「否決」。
煽った挙句に、可決自体がなされなかった。
今回の内閣不信任案決議に対して、投票行動を行えるのは、
国会議員のみであり、彼らの投票行動の決定要因に占めるマスコミの発信は、少ないだろうが、
一般人が投票を行う、地方選挙・国政選挙の際には、
それは大きい。
情報の供給量が需要を大きく上回る時代であるからこそ、
一般人において、情報選択をするスキルとモラルが必要になってくる。
そう思う。
明日は樋口くんです。

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