『あまり注目されていないが、成長の大差を生み出す重要なビジネススキル』

『あまり注目されていないが、成長の大差を生み出す重要なビジネススキル』

こんにちは。のむらです。
かれこれ、ビジネスクリエーターズの運営も10年目です。
そういうわけで、勉強会の参加者や、スタッフ、さらには、ゲストを含めて、
色々な方との出会いがありました。
ほぼ無意識というレベルだとは思いますが、
常に、「人がより成長するにはどうしたら良いか?」
という立場から物事を見ていますから、
人とお会いしたり、何かやりとりをした時にも、
どうしても、そういう、ある種の研究対象という感覚が湧いてきます。
ちょっと、こういうことを公に言うのは失礼なので、
なかなか書いたり言ったりするのはどうかとも思うところなのですが。。。汗
ただ、わざわざ自分の非礼な部分をさらけ出してでも、
書いておいたほうが良いんじゃないかと思うことがありまして、
今回は書いています。
というのが、
ビジネス系の知識やスキルで、
「これは重要だ」
と言われるものは山ほどあるのですが、
その中でもかなり重要なのに、殆ど指摘されることのないものがあるからです。
そのスキルとは、言うなれば、
「他人にダメ出しされる能力」
です。
はい、何のことか分からないかも知れません。笑
これは、「ダメなアウトプットをする能力」では無いので、
そこを勘違いしてはいけないのですが、、、汗
例えば、
1.資料を出した時に、ダメ出しをされたりする
  ↓
2.ダメ出しをされた内容から、改善案を出して改善して出し直す
  ↓
3.またダメ出しされて、更に改善案を出して改善して出し直す
  ↓
4.またまたダメ出しされて…(以下略)
というものです。
10年くらいの観察を通した、現実的なことを言います。
成長しない人は、かなりの割合で、
このスキルがとても低いです。
よくあるのが、
最初にダメ出しされたタイミングで、
「でも」「しかし」と、
自分の成果物がなぜ妥当なのか、という説明を始めます。
外野から見れば、もう、本人がその場の対面や体裁、自分の名誉を守ることに集中していて、
成果物のほうには全然注目していないことが丸わかりなのですが、
それでも本人は「自分が怒られないこと」というのに一生懸命です。
教育や、その人が勤務している会社の評価方法がこういう文化を生んでいるのかも知れませんが、
それと、結果的に本人が成長するかというのは関係ないことです。
傾向として、
偏差値エリート、終身雇用の大企業の社員にこういう人が多そうにも思われますが、
そうでもありません。
けっこう、どんなバックグラウンドでも、どんな企業でも、
こういう成長しない癖のある人はいるものです。
これは、10年の活動の中でも、非常に大きな問題意識のあったところなんですが、
ようやく、ちょっとした仮説が見えました。
完全な解とはいかないのですが。。。
自分の成果物をより良くすることよりも、
自分の対面や体裁、プライドを守ることが優先される。
だから、いかにダメ出しされないか、
ダメ出しに対して改善案ではなく、自分の作業プロセスが妥当であるか、
を説明することをしてしまいます。
ダメ出し耐性がとても低い、という言い方もできます。
ダメ出しへの耐性というのは、
大きくは2つの側面から高められると思います。
ひとつは、単純なメンタルタフネスです。
何を言われても、あまり気にしない、という楽観主義でもあります。
もうひとつは、今からいくらでもアイディアなんか出せる、という発想力です。
今出したアイディアがダメなのは分かった。じゃあ、次のアイディア。
という能力です。
前者はトレーニングで何とかしても良いんですが、
多分、かなり批判されそうな内容になるので、書きませんが、
後者については、ある程度、それっぽいトレーニングを通して改善できるようにも思います。
そういうわけで、「ダメ出しをされる」という重要スキルを
もっともっと高められたら良いですね。
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明日は八須くんです。

Nomura