美術館のマーケティングを考えてみる

美術館のマーケティングを考えてみる

こんにちは。小沢です。
シカゴ美術館に行ってきました。
シカゴでは有名な場所なので、開館前からえらい行列をしてました。
入館料は$23。
一見聞くと安くはないですが、ゆっくり見ていると半日以上は余裕でかかるくらいの広さなので、
CPとしては悪くないですね。
作品の充実度ももちろんですが、びっくりしたのは
写真が撮り放題であること(フラッシュは禁止)
一般人が館内でスケッチできること
休憩スペースがあちこちにあること。
レストランが充実していること。
館内イベントがあること。
お土産ショップが大きいところですかね。
有名な作品と記念撮影をすることが当たり前にできるというのはいいですね。
学校の実習で美術館の館外でスケッチをしたことはありますが、館内ではないですね。
おばちゃんたちがスケッチしている間を普通に来館客が行きかう。面白い光景ですね。
当日は甲冑を着ることができるイベントや、素人でもモデルさんをデッサンするイベントなどが開催されていて、
にぎわっていました。
美術館のマーケティングを考えてみると、やはり日本より工夫されている気がします。
こちらの美術館は総じて日本の美術館より色々オープンです。
各部屋に来館してもらってなんぼの世界ですから、
来館したお客さんに楽しんでもらえる工夫、
様々に告知してもらえる工夫
リピーターを増やす工夫をしています。
館内はフリーwi-fiですし、館内をツアーしてくれるアプリもとれます。
twitter,Facebook、youtube,flickr,e-newsletter、ブログはもちろん完備。
美術を学べる様々なツアーやセミナーもあります。
メンバーシップ制ももちろんありディスカウントしてくれます。
さらに、来館者アンケートもネットでとっており、来館者の意見をフィードバックする工夫をしています。
日本にも素敵な美術館、博物館がたくさんありますし、
特に地方の美術館ももっともっとできることはありそうですね。
明日は大久保さんです。
etcstaff