怒られるうちが花という話

怒られるうちが花という話

こんにちは。のむらです。
先日、とあるお店で飲んでいた時に、
「上司に怒られたー」
という話をしている方がいました。
そこで思い返してみたのですが、
ここ最近で「怒られたこと」
を振り返ってみると、正直、思い出せませんでした。
これはただ単に記憶力が悪いのだとか、
鈍感すぎて怒られたことに気づいていないのか、
という仮説もありますが、、汗
おそらく「今日怒られたー」「私もこの前、、」なんて会話は
たぶん何年もしたことが無いように思います。
単純に自分で会社を始めて以来、
「上司がいないから」という原因もあるでしょうし、
「年々、割合的に先輩が減っている」という背景もあると思います。
先日、
けんすうさんは優しい方だなぁという記事がありました。
一方で、
イケダハヤト氏がちょっと擁護してたり、
はたまた、清水氏が突っ込んでたりと、
この件は怒る人もいれば、生暖かい目で見守る人もいますし、
まぁ、何かと話題になりました。
状況的には、今まで何も考えて来なかった若者が「とりあえず起業」と言ってみたものの、
具体的には行動できていない というだけの話じゃないかと思います。
この様子を見ていて思い出したことがあります。
ある企業に長々と勤めて、早期退職の対象者になったのをきっかけに、
「とりあえず起業」
となった方を紹介されたことがあります。
ちょうど、リブセンスが上場した後だったので、
リブセンスのサイトを丸パクリした、
求職者と企業のマッチングサイトを退職金をつかって
丸投げ外注でつくりました、という段階でした。
紹介した方からすると、学生時代の同級生だったこともあり、
「脱サラして起業するなら応援したい」
という気持ちからのことだったのでしょうが、
当のご本人が、「本当に見事なまでに全然行動してない」んですよね。
マッチングサービスの場合は、
このケースだと、求職者を増やすというのと、
掲載企業を増やすという2方向の行動が必要になります。
で、リブセンス同様に掲載無料で成果報酬というモデルなのであれば、
掲載企業側に対しては、、、
掲載無料なんで求人情報ください、(といってめぼしい企業の情報を代行で入れる)とか、
もう少し手を抜くにしても、
こういうサービスで無料でつかえるんでつかってください、と、
IDとパスワードをめぼしい企業の担当者に送りつけるとか、
逆に気合を入れるならば、
非公開求人案件をもらうために企業を訪問するとか、
もしどうしてもコミュ障でそういうのが無理なら、なんとかそういうことをしてくれる仲間を探すとか、
まぁ、具体的にやることはその人の特徴に合わせて色々あるんですね。
そういうわけで、
同席した方が積極的に営業に関するアドバイスをしていたのですが、
もう、とにかく1歳児じゃないかというくらい「いやいや」がひどいんですね。
こういう施策(というレベルではなくてタスク)があると思いますが?
という提案を順番にしていくのですが、
まぁ、ともかく「やってみます」のひと言がいつまでも返ってこなくて、
できない言い訳が次から次へと出てくるんですよね。
(まだやってないので、正確にはできない ではなくて やらないなんですが)
さすがにその場でアクションプランを提示するのに限界を感じたこともあり、
アイスブレイク的に、
「普段は日中何をしてますか?」
という話をしてみたところ、
「家でボーっとしてます」
という答えが返ってきました。
我々からすると、「売上がなくなると死んじゃう」
という野生動物みたいな感覚なんですが、
成果に関わらず毎月お給料が入ってくるという温室育ちが続いたせいでしょうか、
驚くほど危機感が無いのですね。
しかも、この期に及んで、
「あなたたちの持っているWebマーケティングのノウハウをつかってどうにか」
みたいなことを言ってまして、
なんというか、完全に閉店ガラガラという気分になりました。
しかも、我々よりもだいぶ年上だったりもするので、
面と向かって叱るのもどうなのかという躊躇もありますし、(しかも紹介頂いている状況だし)
叱ったところで自分のことだと聞く耳があるとは思えない、という諦めもありまして、
あとはテキトーに雑談してお開きとなりました。
仮に、この場合の相手がすごい若いとかだったら、少しは期待を込めて注意したかも知れません。
(そのほうが意味があるような気もするので)
そう考えると、そもそも怒られるというのは、
ある程度の期待値の裏返しでもあると思います。
上記のような年配の方に怒って何かいう人はかなり限られてると思いますが、
いかにもアレな感じの若者を見ると、全然関係なかったり、
そもそも起業経験の無い人でも勝手に怒ってくれます。
「とりあえず大学を出て新卒一括採用で会社員になれ」
みたいなことを言う人も、
「それってそんなに良い選択肢なのか?」
について、1ミリも責任なんかとりませんけど、
それでも怒ってくれます。
(個人的には、具体的な行動なしにすぐに大学辞めちゃうくらいなら、満員電車で毎日通勤とか無理じゃね?とも感じますけど)
いずれにしても、怒られるというのは何かしらの期待値の裏返しなわけですから、
文字通り、怒られるうちが花 なのだと思います。
期待値が無い場合には、相手にされないわけですからね。。
また、上司不在とかだったりすると、
「怒られないけど取引が無くなる」
という展開もあるわけでして、
我々野生動物にとっては、餌が無くなるのは
怒られるよりも全然辛いですね。。汗
ちなみに、、、
件の方は、その後しばらくして、なんとか再就職が決まったそうです。
死ななくて良かったですね。
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