Author Archive Nomura

勝手にブレストシリーズ(ワイン屋さんは超速で出たい)

こんにちは。のむらです。
仕事場があちこちという状況でして、
昨今の言われ方ですと「ノマドワーカー」というのに近いのですが、
必要なものを全て持っているので荷物が大きいです。
大きな荷物を持っていると困るのが、
割れ物を扱っているお店を通りかかった時に、
あんまり歩き回りたくないのです。
ただ、店舗の良いところをは現物をその場で見ることができる、
というところでして、そういう意味ではその場で見たいわけです。
先日も打合せ場所付近にワインショップがありまして、
ちょっと見てみようか、と入ったものの、
荷物が大きいので、すごい気になるんですね。
で、ちょうど、とあるカリフォルニアワインをお土産にしたら良いかな?
という人が思い浮かんだものの、売り場が広くてどこにカリフォルニアワインがあるのかを
見つけるのも一苦労なのと、そもそもボトルがいっぱいあるところなので歩きたくないのですね。
でっかい荷物を持っているので。
そもそも、ワインショップに行った時には、
ピンポイントで探しているもの、
ある程度の要件は絞られているもの、
などなど、実は、歩き回る部分は、
歩き回らなくても解決できそうな匂いがするわけです。
もう少し抽象度を上げて考えてみると、
話しかけてほしくない時に必ず声をかけてくる某アパレルブランドのお店等、
ある程度の要件がある状態でお店に入ると店内での導線を最適化してくれる、
ということが簡単にできたら良いな、と思いました。
スマフォアプリなのか、タブレットを置いとくなのかはお店ごとに異なるとして、
どちらでも動くアプリがあって、歩数や滞在時間を最適化したいと思いました。
これまでにお店で何かを割ったことはありませんけど、
取る必要のないリスクは取らなくて良いと思うのです。笑
こういう話をすると、
お店に行く醍醐味はダラダラとすることだ、という意見も来ると思います。
確かに、そういう人がいるのは分かります。
ただ、私はそういう人ではないので、笑
ダラダラとお店を歩き回らない人のためのサービスです。
データをどう貯め込むかというのと、そのデータをどう整理するか?
というところが実現に向けた課題になりますが、
ここでデータサイエンティスト、、、ではなくて、
Linked Open Dataみたいな概念でどうにかならないかな、と思ったりもします。
初めて聞いたぜ、という方は、Wikipediaをどうぞ。
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最初と最後は根性

こんにちは。のむらです。
以前、上位数%のビジネスパーソンの優劣は根性によって決する、
という話を聞きました。
これは知識やスキルがある人にとって最後の違い目が出るのが
「根性」
という話だと思います。
ただし、
時系列で考えると、知識やスキルを身に付けて、最後に根性でもって、
差が生まれる、という話ではなくて、
知識やスキルの違いの他に、根性の差があるという話なので、
実は、最初から差を生んでいると思います。
例えば、ある職能をつかってフリーランスで活動してみると、
それが明らかになるように思います。
独立したとなると、
ご祝儀的に仕事の依頼が来たりするものです。
そうやって来る仕事の中には、
既に身に付けている知識やスキル等の職能でもって、
そのままこなすことができるものもあるでしょうが、
たまに、身に余る光栄と言いますか、
かなり背伸びしないとこなせないものが来ることがあります。
こういう時に、
「これまでに経験が無いから無理だ」
と考えているとしたら、もし、その考えのままいたら、
おそらく独立したり起業したりしてもそのうちダメになると思います。
なぜなら、
「これまでにやったこと」
だけをひたすら続けていると、仕事の付加価値は少しずつ低くなるからです。
そう考えると、
「無理めな話が来た時」
というのが、まず最初に根性を試されるシーンだと思います。
背伸びがもはや爪先立ちどころではなくて、
ジャンプしないといけないような感じであったとしても、
なんとかして帳尻を合わせるようにすると、
最初の決断のところから最後のところがもはや知識とスキルでは
どうにもならないわけですから、
根性によって決まるわけです。
何か「これまでにやったことがないこと」が目の前に来た時に、
「よくわからないからできない」
とか
「やったことないから教えてください」
なんて言っている人に、
仕事を頼む側の立場で考えてみると、
「相手してられない」
というのが本音だと思います。
涼しい顔をしながら、
人知れず鼻血が出るような努力をして結果を出す、
という人に、「次のチャンス」がまた来るのです。
そして、そういうことがまた習慣になっていたりすると、
どんどん成長していきます。
習慣の恐ろしさというか、こういう習慣ではない習慣もまた、
時間とともに「成長しない人」に自分をどんどんアップデートしていくので、
実際には上位数%の人同士の話ではなくて、
上位数%とそれ以外を分けるところでも、同じような話があるのだと思います。
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仕事の基準は筋トレの話に似ている

こんにちは。のむらです。
「ピーターの法則」というのがあります。
Wikipediaによると、

1.能力主義の階層社会では、人間は能力の極限まで出世する。したがって、有能な平(ひら)構成員は、無能な中間管理職になる。
2.時が経つにつれて、人間はみな出世していく。無能な平構成員は、そのまま平構成員の地位に落ち着く。また、有能な平構成員は無能な中間管理職の地位に落ち着く。その結果、各階層は、無能な人間で埋め尽くされる。
3.その組織の仕事は、まだ出世の余地のある人間によって遂行される。

と、説明されています。
会社で考えると、離職率の低い会社はけっこうこの通りになっていると思います。
ですので、新規参入して競争するのであれば、
上記の法則が顕在化しまくっているような、
いわゆる大学生の人気ランキングの上位にいるようなぬくぬしした大企業が
幅を利かせている分野が良いように思います。
とはいえ、ピーターの法則はまだ若干性善説なところがあって、
有能だった人間が時間とともに無能化する
という現象については説明ができていないところがあります。
私が新卒で入った会社はいわゆる大企業でした。
毎年500人という規模で新卒入社の社員が入っていましたが、
それなりにポテンシャルの高い人材が採用できていたように思います。
そんな新卒社員が他社からどう評価されていたかというと、
時の上司が言うには
「毎年良い大学から良い人材が取れていますね。
 ただ、3年もすると普通の人になっちゃいますよね。」
という評判だったそうです。
確かに、今になってみればよくわかるといいますが、
入社前の内定者の時点では、それなりに個性的で尖っていた人材も、
(たいがい、そのまま尖っている人材は辞めていきますが)
10年もいればずいぶんと丸くなっています。
悪く言えば、どこにでもいる退屈な人材になりました。
しかし、普通に考えれば、経験を積んで、能力が上がったとしたら、
さらにその先に考えることや手間をかけるといったことを追加する余力が出るので、
仕事の基準は高くなりそうなものです。
それが、実際にはそうならないことがある。
この事象の背景を考えてみると、
「小さな妥協の蓄積」
がそこにはあるように思います。
「ゆでガエル」という言葉もありますけど、
「ゆでガエル」というと、外部要因もあるようなイメージがありますが、
それよりももっと大きなことは、
日々、小さな妥協をすることで、それが当たり前になる。
次の日にさらに小さな妥協をするとさらにそれが当たり前になる、
と、なんと、毎日毎日仕事の基準が少しずつ下がっていく、
という話です。
ただ、色々なひとを観察していて思いますが、
意外とこうやってある種の自殺をしているビジネスパーソンは意外に多いと思います。
現状維持すらできないわけですから、
日々、少しずつでも挑戦を繰り返しているような人と差がついてしまうのも頷けます。
仕事の基準は一度下げたら上げるのが難しいので、
まずは下げないということが必要であって、
さらに、少しずつでも仕事の基準を上げるようにすることで、
その人の能力は上がります。
実は、仕事を変えると仮に仕事のできが良かったとしても、
それは自分の能力が上がったからなのか、
仕事が変わったせいでそう見えたのかが分かりません。
ということで、
ひとつやふたつで良いとは思いますが、
自分の筋トレのために、同じ仕事をやり続けてみるというのは手ですね。
同じことをやっていて、進歩がないとしたら、
それはやる側の能力が上がっていない、
仕事の基準を上げずに時間が過ぎてきた、ということの現れです。
また、トレーナーとしての役割がある人の場合に大事なことは、
仕事の基準を下げないことが第一で、
できれば、少しずつ仕事の基準を上げていくことですね。
仕事の基準というのは筋トレの時のウェイトみたいなものですね。
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有形であればお金、無形であれば信用

こんにちは。のむらです。
ちょっと前に、「仕事に何を求めるか?」という質問に対して、
考える機会がありました。
余談ですが、ある質問を受けた時に、
あれこれと思いつきで答えるのも良いのですが、
理解を共有するためには、思考プロセスを見える化するのも
大事なことだと思います。
だいたい、議論が最後は好き嫌いでまとまらなくなるのは、
論点や論拠が共有できていないからです。
そういう意味では、スムーズな議論をする際にも、
思考プロセスを見える化するというのは、
良いことだと思います。
話を戻しまして、、、
「仕事に何を求めるか?」
という質問に対して、最初に思いついたのは
「お金」
でした。
会社を経営していれば、
「資金繰りが社長の仕事だ」
とか
「経営者にとって命の次に大事なものがお金だ」
なんて言われることもあります。
これらの話は確かにそういう面があります。
会社経営というのは単純化すると
「資金ショートしないように活動する」
というルールしかないとも言えます。
そこで、「お金」というのが、どういう位置付けなのかを考えてみました。
その際に、「求めるもの」というのを4つに分割してみました。
  自利
   ↑
有形←→無形
   ↓
  利他
と、この4つの象限にしてみました。
自利:自分を幸せにする
利他:自分以外を幸せにする
有形:目に見えるもの、定量化できるもの
無形:目に見えないもの、定量化が難しいもの
という分類です。
これを描いてみると、
お金というのは有形なものです。
自利なのか利他なのかというと、
自分のためにつかえば自利ですが、
自分以外のためにつかえば利他です。
ということで、マトリックス上は有形のエリアであり、
自利と利他の境目に位置するだろう、ということになりました。
次に、セットで思いついたのが、「信用」です。
他者に信用されるというのは、自己満足でもあり、
他者にとって有用な人間であるということでもあり、
これまた、無形ではあるものの、自利と利他の境目に位置するだろう、と。
この並びを見ていて、今更ながらですが、
「お金」と「信用」が表裏一体であることを理解しました。
よく、「儲け」という漢字から、
「信用ある者が儲ける」
という話がされることがあります。
信用があるからこそ何らかの取引が生まれる、
というのがそういうことでしょう。
一方で、お金が信用に変わることもあります。
お互いが定性的な部分では信頼関係が構築できていないという状況の場合、
ある程度の規模のお金をもって、信用に変えることも可能です。
例えば、自分が仕事を受ける側の場合に、
「よく知らない人だから、信用できるか分からない」
「ホントに支払いをしてくれるだろうか」
みたいな疑念が残る場合があります。
私もなんだかんだでそろそろ丸9年くらい会社をやってますので、
過去に騙されたことも一度や二度では無いです。
ただ、騙されたパターンを振り返ってみると、
結局はお金以外の何かを信じて騙されたケースが多い気がします。
一部上場企業の会長が言うんだから、ハシゴを外されることも無いだろう、とか、
スタンフォード大学出身だから大丈夫だろう、とか。。
もちろん、痛い目に遭うことで、
次に同じ人を信用することは無いと思いますが、
上記のようなケースでは、肩書を信用してしまったわけですね。
結果的には、どちらもお金的に損をしているので、
信用してはいけなかった、という話なんですが、
仮に、「この仕事に対してはこのくらいの予算(評価)を考えている」
という話を聞くだけではなく、
「ただし、今度は私もあなたを信用していないから、半分だけ今支払う」
と言われたら、
お互いが信用を無駄に探り合うことなく事が運んだように思います。
けっこう、無駄な詮索無しに良好な関係が築けているパターンは、
これが多いように思います。
炎上した開発案件の火消しを頼まれた時なんかは、
お金的にはそういうことをしていても、
もっとやるべきことがあったのをすっ飛ばしていたために、
発注者も受注者も不幸になっているケースもありましたが。。。
(そういうことが起こらないように最初から呼んでくれれば良かったものを、、
と思いましたけど。まぁ、それはまだまだ私の評価が足りなかったのでしょう。苦笑)
ですから、お金を払うという場合にも、
払うタイミングや払う内容によって、
他者との信頼関係が構築できることもあるわけです。
無形ならば信用であり、有形ならばお金
というのが資本主義の世の中における原則であろう、と。
近年言われるようになった
評価経済社会というものの見方も、実はこの一方からの見方にも思えます。
ですから、経済原理として新しいものが出てきたというよりは、
視点を移してみた、というほうが個人的にはしっくり来ます。
(裏を返すと、評価経済というのは別に新しい原則が生まれたのではなくて、
原理原則としては既に成り立っていた、と。つまり、ちっとも怪しくないんじゃないかと。
逆に、安易に否定するほうが、旧来型の経済原理の本質を見誤っているようにも思います。)
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堂々と副業あらため複業できる人になるべし

こんにちは。のむらです。
昨今では「あの会社で副業解禁」みたいなニュースがチラホラ出てきたりします。
とはいえ、コンプライアンス重視の会社なのであれば、
大抵の場合は「副業禁止」という書き方で就業規則が書かれていることは無いと思います。
副業禁止規定自体は職業選択の自由という憲法違反にもなりそうなので、
法令遵守すればこそ、「副業禁止」とは書けないように思います。
実際、私が昔勤めていた会社はコンプライアンスが厳しめだったと思いますが、
ちゃんと就業規則を読んでみたら「副業禁止」なんか書いてないんですね。
要約すると、「副業については、ちゃんと上司に言ってね」という書き方でした。
会社側の立場での副業のリスクというのは、
自社の資産が流用されたりして、
本来得られるべき利益が得られなくなる、というところだったりします。
このリスクに対しては、別に、副業を禁止することが対策なのか?というと、
論理的には問題と対策の関係にピッタリとははまりません。
同じリスクは、単純に情報漏洩リスクでもあったりするので、
ちゃんとやるなら副業禁止規定という属人的なお願いをするよりも、
情報資産管理のシステムなんかを入れたほうが、よっぽど合理的です。
さて、「副業」というと、微妙に後ろめたい雰囲気だったり、
コッソリやるもの、みたいな空気もあったりします。
結果として、怪しげな情報商材を売ってみるとか、
ねずみ講みたいなことをやってみるとか、
後ろめたい空気が、実際に後ろめたいビジネスになって、
まさしく「思考が現実化」しちゃってるような例も見聞きします。
しかし、もう少しマッチョなことを言わせて頂くと、
「副業が後ろめたい」
という人は、
まず例外なく勤めている会社で十分な評価を得られていないように思います。
というのが、会社として絶対に離したくない人が副業をしていたとして、
それを無理くりやめさせてしまうことで、その人材を失うとなったら、
それはそれでたいへんです。
さらにいうと、副業しない人には
「あなたの会社以外の仕事をしてないから私は愛社精神がありますよ」
という気持ちもあるかも知れませんが、
愛社精神というのは、会社勤めにおいて必要条件ではあるかも知れませんが、
十分条件では無いと思います。
愛社精神だけがある人であれば、わざわざ給料払っておくよりも、
良いお客様になって頂いたほうが経営的には意味があります。
要は、副業が後ろめたいだとかなんだとか、という話は、
「自分が会社で十分に評価されていないのに、愛社精神だけはあるから、
歳をとってもそうそう悪い目には遭わないですよね?(スリスリ)」
という、内実の伴わないゴマすりとも見ることができるわけです。
また、別の観点なのですが、「副業」という文字自体がもう、
ビジネスパーソンとしては「なめてんのか」というところでもあります。
どんな規模の事業であれ、お客様があって商売というのは成り立つわけですから、
お客様の立場からすると、「本業」だの「副業」だの、そんなことは関係ないです。
対価を頂く以上は、プロフェッショナルとして仕事をするべきであって、
そこに「副」なんてのが、もう、逃げ道や言い訳しか感じない表現でして、
どんな事業でもそれは事業でしょ!と思うわけです。
なので、「複業」と言いたい。
これ、会社経営ならば事業ポートフォリオを組むというのがありまして、
ちょっと勉強をされている方であれば、
一本槍の商売はリスクが高いということに気づくと思います。
個人をひとつの事業体と見た場合のポートフォリオを組むだけの話でして、
むしろ、ひとつの仕事しかしていないというのは、
自分がオワコン化するリスクを常に抱えているわけです。
なので、複業を毛嫌いするとしたら、
事業ポートフォリオを組むという観点からは、
商売のセオリーをぶち壊しているともいえます。
というわけで、
「堂々と複業ができる人」
になろうとすれば、
どの仕事でも高い評価を得る必要があるでしょうし、
そこを目指すのを「後ろめたい」なんて思うことは、
とんでもないです。
「副業が後ろめたい」というのは、
低評価を目指す、劣化したい、ジリ貧になりたい、という言葉と
同じことをを言ってるわけです。
「堂々と複業できる人」
こういう人が増える社会と減る社会、
どっちが良いと思いますか?
私は楽しくて豊かな社会をつくりたいので、
もちろん前者を選びたいですね。
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「1を聞いて1を知る」から抜け出すには?

こんにちは。のむらです。
「1を聞いて10を知る」
という言葉があります。
これは、ひとつのことを聞いても、そこから
たくさんのことを理解する、ということを表すのに使われています。
出発点は「1を聞いて1を知る」というところだと思います。
これは「コミュニケーションが取れる」という条件を満たせば達成できます。
例えば、「こんな感じの資料をつくってください」と言われたときに、
「こんな感じの資料」をつくるというのは1を聞いて1を知った状態です。
ここに満たないとしたら、正直、チーム全体としては、そういう人を
そもそも採用しないほうが最適な体制になります。
「1を聞いて1未満しか分からない人」だとすると、
そのチームにはいないほうが良い、という次元になってしまいます。
※これは、いわゆる読み書き算盤の「読み」ができないということなので、
 高校入試レベルの国語ができていないという話なので、まずは学校に戻るべきです。
なので、そういう人の尻拭いで負荷がかかるとしたら、
チームとしては、「採用の失敗」ということだと思います。
「1を聞いて1を知る」という状態の場合は、
仕組み化されたルーティンに近い仕事であるか、
細かく指示を出せるという体制があるか、
そういう周囲の環境があって初めて役に立ちます。
もちろん、この段階の人が人材として高い価値があるかというと、
そうではありません。
では、「1を聞いて1以上を知る人」になるには何が必要でしょうか?
最初の目標は、「1を聞いて3を知る」だと思います。
これは、ある指示やタスク要件を聞いた時に、
・時間軸を延ばして考える
・空間を広げて考える
という2つの思考があれば辿り着ける境地だと思います。
時間軸を延ばすというのは、
例えば、「こんな感じの資料」を依頼された時に、
この資料の完全版がいつまでにできている必要があるか?
というのを考えて、そうすると、最初のチェックはどのタイミングまでか、
という話だったりします。
もちろん、指示者に対して、細かく質問をして確認するというのもあるのですが、
そうすると、指示者が時間を取られているのですね。
挙句、指示者の指示が足りないから出来ない、なんて逆ギレしていては、
永遠に「1を聞いて1を知る状態」からは抜け出せません。
そうやって上司を恨むのは本人の自由ではあるのですが、
少なくとも、そういう人が高い値段で仕事を受けられるようにはなりません。
細かく確認するにしても、
「この作業の位置付けからすると、こういうマイルストーンでいかがでしょうか?」
と、先回りして考える必要があります。
そうすれば、確認されたほうはYesNoクエッションで簡単に答えることができます。
次に、
空間を広げて考える、という話ですが、
これは、影響範囲を考えるということです。
「こんな感じの資料」
でいくと、この資料は誰が見るのか?誰がつかうのか?
と、影響範囲を考えます。
他につかう人がいる場合には、どういう体裁ににしたら、
他の人にはどういう影響があるのか?
を考えたりします。
ここまでを考えて聞いたことを解釈すれば、
「1を聞いて3を知る人」
という状態です。
では、これを10に増やすにはどうしたら良いか?ですが、
目の前に来た指示を抽象化してみます。
そうすると、他の機会に応用できることが分かります。
今頼まれた「こんな感じの資料」というのは、
そもそも、どういった目的でつくられるのか?
と考えると、目的という視点での抽象化が可能です。
抽象化することに加えて、
関連性のある応用先を考えることによって、
掛け算式に応用先であり応用方法が出てきます。
こうなると、1を聞いても多くのことを知ることになります。
しかも、これは習慣でもあるので、
続けていないと急にはできないと思います。
何の変哲もないものを見た時にも、
「これはつまりどういうことなのか?」
と抽象化してみたり
「これは全く別のどんなことと関連するのか?」
「他に応用ができないか?」
などなど、そういう思考の習慣を身につけると
「1を聞いて10を知る」
ということがいよいよ習慣として身に付いてくるわけです。
ということで、
ある話や事象に対して、様々なアプローチを頭のなかでやる
ということを常に意識しておきたいと思う、今日このごろです。
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働かないアリの役割について

こんにちは。のむらです。
働かないアリの話というのがちょくちょく出てきたりします。
アリは行列をつくって働く習性がありまして、
前の人(アリですけど)の残した道標を辿って次の人が同じ道を進みます。
そうやって、真面目に人と同じことをすることの積み重ねが
行列をつくり、維持します。
しかし、パレートの法則なんかで出てきたりもしますが、
そのうちの2割のアリが仕事をサボって、
行列を外れていったりする、という話があります。
いわゆる働きアリに対して、働かないアリと言われる人々です。
ただ、こういう働かないアリがうろちょろしていることによって、
新しい餌が発見されたり、
今よりも最適なルートがつくられたり、
ということがあります。
また、パレートの法則で面白いといわれるのが、
2割の働かないアリを集団から取り除いてみると、
やっぱり2割くらいは働かないアリになるそうです。
ということからすると、
働かないアリというのは性格や個人的な特性というよりは、
役割なのではないかと思うのです。
ただし、重要なことはただサボれば良いのかというと、
そうではないのですね。
ここで、新しい餌の獲得だとかルートの改善といった目的をもって、、、
という話をするのが普通のエッセイなのでしょうけど、
たぶんそれは都合よく解釈し過ぎなので、そういうお説教は、
もうちょっと強引な人にお任せしてやめておきます。笑
もう少し事実ベースで話をすると、
働かないアリがうろちょろしていた結果、
ルートが改善されたり
新しい餌の発見に繋がる原因は、
道標を出し続けてうろちょろしているからなのですね。
ということは、これをもう少し言い換えると、
「みんなにどうサボったのかをリアルタイムで公開する」
ということだと思います。
コッソリじゃないのです。
その気になればすぐにでも追跡されちゃうレベルです。笑
ということで、文字通り、
「堂々とサボる」
というのが働かないアリに求められるところです。
あと、もうひとつ事実ベースでの大前提ですが、
「アリが一定以上の規模の集団であること」
によって、堂々とサボったことが、
生かされやすくもなっています。
裏を返すと、
小さな集団の場合は、サボった効能が出てくるのには、
全体としてのマンパワー(職能×稼働時間)が大きい必要もあります。
良い発見をしても、それを具現化するまでには
マンパワーが必要になります。
ただし、、そうすると、ただ大きな集団だからサボれるというわけでもなくて、
働き者が少ない集団であれば、同じことです。
これは今度は働きアリのほうの働きがショボくても駄目です。
ということで、
働かないアリは、「堂々とサボる」
働きアリは、「ハードワークする」
という関係ができたところに、
新たな発見とそれを活かすことのできる集団があるわけです。
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スピードが出せるというのは適応性の重要ポイント

こんにちは。のむらです。
どんなに優れた人であっても、本当に百戦百勝とはいかないのが、
ビジネスの世界であるように思います。
資産額が日本でトップの実業家でさえ、
一勝九敗と言っています。
また、事業や会社は突然勢いづいたりもします。
経営者や事業の責任者にとって重要な事は、
何かのきっかけで火がついたら、
その火をいかに絶やさないようにするか?
ということです。
こういうタイミングを迎えた時に最も恐ろしいことは、
昨日の自分たちに戻ろうとする重力や、
変化を厭う保守的なメンタリティです。
こういう時は目まぐるしく毎日変化があります。
そういうこともあって、
突然変異のように成長する、
過去の延長線上ではない成長をする、
という場合には、
このような時期を迎えることが必然です。
で、こういう時期を乗り越えられなければ、
結局、たいした変化も無いままになるでしょう。
その時に、ひとつ確実なことは、
あらゆることのスピードが早くなるということです。
これまでの考え方ややり方ではダメで、
しかし違う考え方ややり方でその場を乗り切るとなれば、
思考においても行動においてもよく言えば試行錯誤、
もっと露骨に言えば手戻りが発生します。
それでも前進するのですから、
とにかくスピードです。
「これやっておきます」
となったらそのタスク自体がその時点での正解でしかないので、
正解がどんどん変わります。
たまに聞く愚者が刀を舟から落とした時の話がありますね。
昔ある男がいて、舟に乗っていました。
そうしている中で、舟が揺れて刀が海に落ちてしまいました。
しかし男は誇らしげに、
「このあたりから落ちたから舟のヘリに印をつけておいた。
 この印があるから刀がどこに落ちているか分かるさ」
と言い放った、という話です。
この話、どう学ぶべきかというところなのですが、
めちゃくちゃハッキリ言ってしまうと、
「スピードが出せない奴はみんなこの愚者だ」
というように思います。
先述のような事業や会社に火がついた時というのは、
もう、舟が揺れまくってるわけです。
そんな時に「これやるべし」と、とりあえず決めたことに対して、
「来週やります」なんてやってたら、
印をつけたまま1週間も舟は揺れながら進み続けてるわけですね。
もうそこにはどんなに上手なダイビングをしたところで、
とうてい刀は無いわけです。
なので、そういう時の正解は、
「印を付ける前にすぐに飛び込んで刀を拾ってこい」
なんですね。
そうするとダイブする回数も増えるのでたいへんかも知れませんが、
それをたいへんと思っている過去の自分たちと決別できなければ、
その場を乗り越えることはできないでしょう。
ということで、
ついた火を絶やさないようにするには、
兎にも角にもスピードです。
どんなにスキルが高くても印をつけて一週間、、、
ではせっかくの火が消えてしまうのです。
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凡人が競争に勝つ王道はウサギとカメの話

こんにちは。のむらです。
ウサギとカメという話があります。
有名な話なので聞いたことがあると思いますが、
Wikipediaのあらすじによると、

ある時、ウサギに歩みの鈍さをバカにされたカメは、山のふもとまでかけっこの勝負を挑んだ。かけっこを始めると予想通りウサギはどんどん先へ行き、とうとうカメが見えなくなってしまった。ウサギは少しカメを待とうと余裕綽々で居眠りを始めた。その間にカメは着実に進み、ウサギが目を覚ましたとき見たものは、山のふもとのゴールで大喜びをするカメの姿であった。

となっています。
ここから油断するなというウサギの側の教訓が導き出されたり、
ゴールに集中すること、という教訓が導き出されたりという話があります。
それらも大事な教訓だとは思いますが、
今日、注目したいのは、
「投下時間」
です。
距離=速度×時間
という公式を算数で習ったと思いますが、
これはもう少し正確に表現するなら
「移動している時間」
なんですね。昼寝をしている間は進みませんから。
ウサギとカメの場合は速度が違うという話ですから、
「移動している時間」
はカメのほうがかなり多いわけですね。
生きていれば、
天才的な人に会うことも多いでしょう。
仕事の場面や会議等でも、
「こんなに気の利いたことを自分より早く言えるのか」
と、驚くこともあるかもしれません。
仮に、これを頭の回転の速さの差によるものだとしたら、
その差を縮め、自分が活躍、その場に貢献するとなると、
投下時間を増やすしかありません。
要は、気の利いた意見がすぐに言えないのだとしたら、
「人よりもたくさんの時間をつかって考える」
ということが必要なのだと思います。
便利なもので、頭をつかって考えるというのは、
物理的な制限を受けません。
歩きながらでも、風呂に入りながらでもトイレに入りながらでも
頭をつかって考えることはできます。
裏を返すと恐ろしい話でもありますが、、、
例えば、メールを打って連絡する、だとか、
資料を作成する、という事務仕事であれば、
手を動かすという物理的な制限がありますから、
手を動かした分の成果物は見える化できます。
一方で、頭をつかって考えた場合の成果物は、
物理的に残るものはかなり限られています。
ということは、その人がどれだけ頭をつかって考えることを
サボっているかというのは見える化しないのですね。
ウサギであれば居眠りしていた自覚がありますが、
頭を使って考えることをサボっていたことに関しては、
自覚ができないわけです。
ということで、
もしも「考えた結果」で、あまり他人に貢献できていないとしたら、
「頭が居眠りしている時間」
というのを見つけ出して、
そこで時間を投下し続ける習慣をつけるのが良さそうです。
自分はカメだな、と思ったら、
時間の投下をすることをお勧めします。
ちなみに、、、
自分はウサギです、と、才能に恵まれた人であればこそ、
やはり時間を投下することで、
より大きな価値を生み出せるわけですから、
やっぱり時間の投下というのは大事だと思います。
そして、自分自身にとっては、こうやってお題を設定して
思考を言語化することで少しだけ頭が鍛えられているわけでもあります。
世の中にウサギとカメしかいなという世界観は間違っていて、
世の中には、
1.走るウサギ
2.サボるウサギ
3.走るカメ
4.サボるカメ
というのがいるんですね。
こと、「頭をつかう」ということに関しては、
4が最も多数派になると思うので、
どんな人でも心がけひとつである程度は抜きん出ることができたりします。
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カバン(ビジネスバッグ)の中身でロジカル・シンキング

こんにちは。のむらです。
ビジネスパーソンであれば、大多数の方がカバンを持っていると思います。
(一部、カバンの使用が禁止されている企業や職種もあるとは思いますが。。)
百貨店等でもいわゆるビジネスバッグのコーナーというのがあって、
たくさんのメーカーが様々なバッグを出しています。
さて、私も例に漏れずでビジネスバッグを利用しています。
今のバッグは同じメーカーの同じサイズのものの2代目だったりします。
なぜそうなっているかというと、
「仮に真っ暗闇でもどこに何が入っているかが手探りで分かる状態」
をキープしているためです。
このような状態をキープするとメリットがいくつかあります。
1.モノを探す時間が無くなる
2.モノを忘れなくなる
3.モノを無くさなくなる
4.考えなくて良いことを考える必要がなくなる
裏を返せば、どこに何が入っているかが決まっていないことにより、
「モノを探す」という無駄な時間が発生し、
忘れ物やモノを無くしたことが検知されにくくなります。
また、人間が一日に意思決定できる回数には上限があると言われます。
仮に、ペンケースをカバンのどこに入れるか?を考えて、入れたとすると、
貴重な一回をそんなつまらないことのために浪費することになります。
もっというと、服のポケットのどこに何が入っているかもルールが決まっています。
例えば、カードケースは上着の左ポケット、鍵はパンツの左ポケット、等。
こうすることでやはり、上記のようなメリットがあります。
ちなみに、カードケースが左ポケットである理由は、
カードケースの中に駅の改札で利用する交通系のカードも入っているため、
自動改札にカードをかざす時に左手をつかうことになります。
自動改札では右手でカードをかざすと、
カードが読まれて通行OKの応答がある前に
カラダが改札機のセンサーに達するリスクがあります。
しかし、左手でカードをかざした場合、
自動改札機と人間のカラダの構造上、
カードよりも自分のカラダが後ろにきます。
そうすると、自動改札機でエラーを起こす確率が下がります。
これは極めて単純なロジックではありますが、
自動改札機を通過する
という発生頻度の高い行動を効率化する、
というのは、日々の仕事にも通じるように思います。
(というわけで、ある人が仕事ができる人かそうでないかを見分ける1つの基準になっているとも思っています。)
カバンの話に戻りますが、
まず、何を持ち歩くべきか?から始まり、
それぞれのモノはどこに配置されているべきか?を決めて、
それらを配置するために最適なカバンの要件は?
というのが単純なロジカル・シンキングの流れだと思います。
というわけで、カバン売り場で最も重要なことは、
カバンの中身を確認し、
どこに何を配置するかを検討することだと思います。
同じモデルを選ぶと、その検討時間が不要になるというメリットがあります。
モデルチェンジする場合は、バッグのみならず、ペンケースやポーチ等、
バッグの中に入る入れ物も変えたりします。
こういうことを最初に行っておくと、時間とともに効果が出ます。
もしも、毎日場当たり的な対応をしている方がいましたら、
一度、しっかりとロジカル・シンキングをしてみると良いように思います。
幸いにして年始のあたりでそういうことを考えるのは良いタイミングだと思いますので、
ぜひトライしてみてください。
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